2012年11月12日月曜日

茨城空港 10月の国内線搭乗実績

スカイマーク社より10月の搭乗実績が発表されました。
全体としては搭乗者数が対前年比4.9%と今年最低の伸びにとどまり、搭乗率は前年83.0%から69.9%と落ち込んでいます。搭乗率で5割に届かなかったのが成田-神戸27.6%、関西-旭川33.4%、成田ー鹿児島35.0%、那覇-宮古40.3%、関西-新千歳45.4%となっています。

茨城空港関連では那覇便が9月30日で終了して、新千歳便と神戸便の2路線となりました。
新千歳便は1万3718人で搭乗率は62.5%、前年比10.5%減となっています。新千歳に路線を持つ空港の中では羽田、中部には及ばないものの成田、神戸を上回る実績です。北関東-北海道間の底堅い需要が感じられます。
神戸便は1万2838人で搭乗率は58.5%です。前年と比べて搭乗率は減少しましたが、旅客数は83.1%増となり、6月以来の高い伸びとなりました。神戸空港は関西LCCとの競合で搭乗率が悪化しており、競合のない茨城空港は長崎空港についで搭乗率で2位に浮上しています。好調の要因は10月から那覇便を経由便として運航していることもプラスに働いているのだと思います。

2012年11月8日木曜日

茨城空港 1月の国内線運賃

スカイマーク社において本日発売のチケットより新運賃が適用されることになりました。
新千歳便、神戸便、那覇便とも最安運賃がすべて1万円となっています。運賃はフリー運賃のため、運航日の10日以内の便であれば手数料無料で何回でも変更することが可能になります。キャンセルする場合も出発日の7日以前であれば払い戻し手数料500円だけでキャンセル可能です。

新千歳便については通常最安運賃が5800円~9800円のことが多いので若干値上げとなります。ただ、2番目に安い運賃は通常9800円から1万0800円ほどなので、発売日の9時半に激戦のチケット争奪戦をするよりは、手に入れやすく変更手数料もかからない新運賃は魅力かもしれません。普通運賃は1万5000円~1万6800円で現在の1万2800円~1万3800円より高いので、混雑時はフリー1やフリー3席が取れないと高く感じられそうです。

神戸便についてはいままで5800円が最安運賃で入手も新千歳便よりも比較的楽だったので今回の料金改定ではかなり割高感があります。現行1つ高い運賃でも7800円~8800円程度でそれよりも高い料金設定は印象がよくありません。普通運賃は1万2800円~1万3800円なので現在の1万1800円~1万3800円と大差がなく、このあたりが搭乗率にどういった影響を与えるのか気になるところです。

一方、那覇便については現在の1万1800円~1万2800円の最安運賃が1万円となるので実質値下げとなります。9月に実施された5800円という激安設定ではありませんが、それでも十分お得な価格だと思います。普通運賃については1万4800円~1万5800円が1万5000円~1万6800円になるのでほぼ現在と変わらず、極端に混雑せずにフリー1が取れる状況であれば割安な設定となっています。

2012年11月1日木曜日

復興航空1月から4月までチャーター便

開港以来実質定期便扱いだった春秋航空を除いて最多のチャーター便を運航してきた復興航空がふたたび来年1月からチャーター便を飛ばすことになりました。
チャーター便はインバウンドのため、台湾からの観光客を茨城空港を通して日本国内へ運ぶことになります。運航は1月21日から4月19日までで23往復の予定。復興航空は台湾からの需要を見込んで関西空港や新千歳空港など日本各地へ定期便を運航し始めています。原発事故や尖閣問題など懸念事項はあるものの、日本と台湾の友好交流に今後も茨城空港が活用されることになればと思います。

2012年10月22日月曜日

茨城県開発公社 空港ビルテナント新規募集

茨城県開発公社が新たに空港ビルのテナントを募集しています。募集期間は10月17日から1ヶ月間。11月下旬にはテナントが決定されます。
募集場所は空港ビルの1階で、100㎡程度の物品販売を目的とする施設ができるようです。位置を見るに、国内線カウンター側の出入り口の脇、ATMがおかれている裏側のようです。どういった施設ができるのか楽しみです。

国内線年末年始の運賃

スカイマークより年末年始の運航スケジュールが発表されています。
各路線と価格については次のとおりです。

新千歳便
 茨城空港→新千歳空港:11時05分→12時30分 18時10分→19時35分
 新千歳空港→茨城空港:09時05分→10時30分 16時10分→17時35分

 茨城空港発は12月26日から30日まで、新千歳空港発は1月2日から6日までが最安1万3800円。それ以外の日は9800円からとなっています。普通運賃は2万4800円です。


神戸便
 茨城空港→神戸空港:11時45分→13時10分 17時25分→18時50分
 神戸空港→茨城空港:09時55分→11時10分 15時35分→16時50分
 
 すべての日で最安運賃が9800円に設定されています。普通運賃は1万5800円です。新千歳便とくらべてかなり割安な印象です。


那覇便(神戸経由)
 茨城空港→那覇空港:11時45分→16時00分
 那覇空港→茨城空港:13時10分→16時50分

 茨城空港発は12月26日から30日まで、那覇空港発は1月2日から6日までが最安1万3800円。それ以外の日は9800円からとなっています。普通運賃は2万4800円です。新千歳便と同じ料金です。飛行距離を考えるとかなりお得です。

 1月8日以降2月28日までは1週間前まで無料で取り消しが可能なフリー割引運賃がすべて1万円になる予定です。冬の寒さが厳しい茨城を飛び出して沖縄で休日を過ごすのもよいかもしれません。


2012年10月10日水曜日

茨城空港 9月の国内線搭乗実績

スカイマーク社より9月の搭乗実績が公表されました。
スカイマーク全体としては8月よりも対前年の搭乗率減少は抑えられた数字となっています。成田路線は8月の好成績には及ばないものの、踏ん張った数字を残しました。羽田路線も回復してきていて数字を押し上げる要因となったようです。
逆に搭乗率が不振なのが成田-神戸25.9%、那覇-宮古35.7%、関西-旭川36.6%、成田-鹿児島38.4%、神戸-熊本45.3%となっています。

茨城空港関連では新千歳便が69.6%で1万4541人と前年と比べると11.4%減になっています。10月にはいってからも前年ほどの勢いがないようですが、普通運賃がずいぶん安くなっているので直前での予約増に期待したいところです。
神戸便は55.9%の1万1578人と前年より搭乗率が落ちているものの、増便効果で利用者数は78%増となりました。搭乗率では50%以上を維持していますが、熊本便についで低いので減便されないよう利用喚起が必要です。
9月30日で運航が終了した那覇便は5800円の格安チケットが好評で、63.6%の6187人と好調でした。運航終了は残念ですが、10月から神戸経由便に切り替わるのでどの程度、神戸便利用者が増えるか気になります。
茨城空港全体の国内線利用者は3万2306人と8月に及ばないものの7月を上回り、前年からも9000人以上増加しています。

2012年10月8日月曜日

春秋航空日本株式会社 スタッフ募集

春秋航空日本株式会社のサイトが新たに公開されています。現在、スタッフを募集する旨が掲載されていて、10月中旬から募集内容が発表される予定です。かねてから日本での合弁会社設立を目指していた春秋航空ですがようやく会社設立のめどがたったようです。
かつてのインタビューから日本での事業は成田空港を拠点としていく方針ですが、すでに運航を開始しているジェットスタージャパンが関西空港へ、エアアジアジャパンが中部空港や仙台空港を新たに拠点化しようとしているように、成田空港が国内LCCにとって使いやすい空港とはいえないことが明らかになっています。果たして春秋航空日本がこの状況をうまく打開することができるか注目を集めそうです。