2013年5月29日水曜日

乗り合いタクシー実証実験 6月1日からスタート

以前ニュースになっていた茨城空港での乗り合いタクシーの実証実験が6月1日より開始することになりました。
乗り合いタクシーの運行はつくば方面と、神栖方面の2ルートで設定されます。つくば方面はつくば市へが1人2000円、土浦市・かすみがうら市が1500円。神栖方面は潮来市が1500円、神栖市・鹿嶋市が2000円となっています。運行は各タクシー会社が行うことになり、予約も各会社へ直接する形になります。始点で運行会社がことなるため、予約には注意が必要です。詳しくは茨城空港のホームページをご覧ください。
今回の乗り合いタクシーの登場によって、今までアクセスが不便だった神栖・鹿嶋地区やつくば・土浦地区への移動が比較的廉価で行けるようになります。

2013年5月21日火曜日

茨城空港 12年度搭乗実績

茨城空港の12年度の搭乗実績が発表されました。
12年度は国内線が30万8649人(前年23万8135人)、国際線が9万8816人(前年5万5068人)で、トータル40万7465人でした。前年から大きく伸びた要因としては神戸便・上海便の増便があげられます。また夏季に運航された那覇便も搭乗者数を押し上げました。

今年度の予想は12年度と比べると厳しい感じがします。理由としては、スカイマーク社の料金設定が去年までと比べて高めになっていることで、競合する成田空港のLCCへ顧客流出が懸念されること。また、夏季に一番期待ができる新千歳便が減便となることや、代わりに直行便が出される那覇便の料金が他の空港と比べてかなり高いことが挙げられます。すでに、旅行会社では夏の北海道旅行を、行きは茨城空港を利用するものの、帰りは成田空港を選択するところもあり、利用者が不便を感じることもありそうです。
一方、国際線に関しては12年3月が震災以降最高となる9758人を記録し、尖閣問題で一時利用者が減少していた上海便が好調な点はプラス要因です。春秋航空は秋にも日本法人で事業を展開する予定で、今後の動向は不透明な点もありますが、好調な需要を背景に茨城路線の増便を検討しているとの報道もあったことから、さらなる上乗せの可能性もあると思います。
県知事の記者会見では公表できない招致活動もしているようです。ただ、成功に結びつくようなものはないようで、2013年度は今ある路線の活用促進を図って、減少を少しでも食い止める正念場ともなりそうです。

2013年5月11日土曜日

茨城空港 4月の国内線搭乗実績

スカイマーク社より4月の国内線搭乗実績が公表されました。
スカイマーク社全体では4月は路線数の絞込みにともない、提供座席数が減少。搭乗者数も大きく減少しています。
路線別では神戸空港が新千歳便で27%増と大幅に改善したほか、那覇便も増便で搭乗者数を伸ばしました。一方、羽田空港は鹿児島便などを増便したものの、伸び率は低調。成田空港は1日4往復に増便した新千歳便が搭乗率28.6%と大誤算。1日2往復の神戸-新千歳便に搭乗者数で負け、中部空港と大差ないなど、厳しい状況です。
ほかでは新規就航の仙台空港が新千歳便、福岡便で5割前後とまずますの数字で、就航から3月目の福岡-新千歳便も6割以上の搭乗率を上げていて安定しています。

茨城空港関連では新千歳便が勢いがなく、搭乗率43.7%、前年比10.2%減の9129人で2ヶ月ぶりの1万人割れとなりました。
神戸便は搭乗率54.9%、前年比0.5%減の1万1653人と安定した実績を残しています。1日2往復になって利便性が増したことで、北関東-関西の需要をしっかりとつかんでいるようで、今後もビジネス・観光や帰省などで利用者数を獲得できそうな感じです。

2013年5月10日金曜日

7月中旬から下旬の運航予定

スカイマーク社から7月10日~31日までの運航スケジュールが発表されました。
茨城空港では期間中、新千歳便と那覇便が1日1往復、神戸便が1日2往復となっています。運賃は7月13日以降が繁忙期ということもあって大幅に値上げされています。

新千歳便は12日までが1万円から1万5800円なのが、13日以降はweb割21の1万2800円が最も安く、普通運賃は2万0800円となっています。
神戸便は12日までがフリー3で1万円だったのが、13日以降はフリー14が1万円となり、2週間前より早めの予約が必要になりました。運賃は1万円から1万4800円と期間中変更はありません。
那覇便は12日までは最安運賃がフリー14の1万4800円だったのが、予約変更やキャンセルに料金がかかるweb割21へ変更に。普通運賃も1万9800円から2万3800円に引き上げられています。
なお、宮古・石垣へは乗継運賃が適用可能となっており、通常5000円のところ、4000円で乗継できるようになっています。
運航時間も価格も今年は北海道より沖縄を重視している姿勢がうかがえます。特に離島路線は力を入れているようなので、夏場に茨城空港から旅行を考えているならば、沖縄を優先的に考慮したほうがお得かもしれません。

新千歳便(13日以降の運賃:1万2800円~2万0800円)
新千歳空港→茨城空港
09時05分→10時30分
茨城空港→新千歳空港
18時05分→19時30分

神戸便(13日以降の運賃:1万0000円~1万4800円)
神戸空港 →茨城空港
10時15分→11時30分
15時15分→16時30分
茨城空港 →神戸空港
12時10分→13時30分
17時10分→18時30分

那覇便(13日以降の運賃:1万4800円~2万3800円)
茨城空港 →那覇空港
11時10分→14時15分
那覇空港 →茨城空港
14時50分→17時25分

2013年5月1日水曜日

IBRマイエアポートクラブ

茨城空港利用促進等協議会では5月1日から茨城空港を支援する個人会員制度「IBRマイエアポートクラブ」の会員募集を開始しました。
会員になるとメールマガジンにて茨城空港の最新情報が入手できるようになるほか、茨城空港内の店舗での割引サービスが受けられるようになるなどお得な企画が用意されているようです。登録にはメールアドレスが必要ですが、興味のある方はぜひ申し込みをしてみてください。

2013年4月30日火曜日

7月からの運航スケジュール

スカイマーク社が7月1日~9日の運航スケジュールを発表しました。
茨城空港関連では新千歳便が1日1往復へ減便となり、代わりに現在神戸経由となっている那覇便が直行便となります。運航時間は次のとおりです。

新千歳便(運賃:1万0000円~1万7800円)
新千歳空港→茨城空港
09時05分→10時30分
茨城空港→新千歳空港
18時05分→19時30分

神戸便(運賃:1万0000円~1万4800円)
神戸空港 →茨城空港
10時15分→11時30分
15時15分→16時30分
茨城空港 →神戸空港
12時10分→13時30分
17時10分→18時30分

那覇便(運賃:1万4800円~2万0800円)
茨城空港 →那覇空港
11時10分→14時15分
那覇空港 →茨城空港
14時50分→17時25分

那覇便は経由便と比べて格段に利用しやすくなります。那覇に午後2時代に到着できるので初日から観光が可能ですし、帰りも午後2時50分とゆっくりしているのがよいです。
一方、新千歳便は夏の繁忙期に減便となるのが残念です。冬場はあまり稼げない路線なので夏場に期待がかかるのですが、茨城からだときわめて使いづらくなってしまいました。正直、よほどの理由がない限り利用する人は限定されてきそうな気がします。
神戸便は安定した搭乗実績を残してきていますが、那覇経由便の乗客がいなくなることでどれだけ影響が出るのか気になるところです。

2013年4月17日水曜日

春秋航空 茨城便は好調 増便も視野に

春秋航空の最新動向についてトラベルビジョンにて報じられています。
記事によると、尖閣問題による中国の訪日客減少に伴い、現時点では日本への新規就航計画を凍結しているものの、現状の3路線については維持していく方針とのこと。今後、需要回復を見極めて、10月には新路線を、14年には10都市への就航を目指す計画は撤回していないようです。
既存路線では高松便、佐賀便については一時5割を下回っていた搭乗率が6割程度に回復して、一時話題になった撤退の可能性は小さくなっています。
茨城便については11月・12月に一部減便したものの、需要自体は根強く、特にビジネス向け需要が堅調。直近では9割を超える搭乗率を記録して、団体旅行に支障がでるほどの盛況ぶりだそうです。このため、週末を中心に1日2往復にするなど週3往復ほど増便を検討している模様で、茨城県や空港と今後、交渉をおこなっていく方針です。

個人的な実感としても一時は驚くほど見かけなくなった中国系の方たちが最近はまた少しずつ増えてきている気がします。茨城空港は春秋航空が唯一乗り入れている首都圏の空港ということで需要は非常に大きなものがあります。
ただ、懸案の尖閣問題は台湾との漁業協定締結で、もともと親日的な台湾においては一時沈静化に向かうのではないかと思われますが、中国国内では台日間で先行して協議がすすむことへの不信感があって、対台湾、対日本への報復措置が行われる懸念もあります。
春秋航空としても、中国・日本の政治問題を無視することはできないので、このまますんなり増便という方向へは行かない気がしますが、以前にも増便の計画はあったので、今度こそなんとか実現してもらいたいと思います。