2015年6月30日火曜日

14年度旅客数 過去最高53万人

茨城空港の2014年度旅客数が報じられました。
14年度はスカイマークが福岡便や中部便を設けたことで国内線利用者が13万人増の41万8504人と大きく伸びました。国際線も春秋航空が週8往復化、搭乗率も91%と好調を維持。2万人増の11万9450人とアシアナ航空が1日1往復運航していた2010年度を上回り最高となりました。国内線・国際線を合わせると53万7954人で開港後初の50万人超えです。茨城空港の需要予測は開港数年後で69万人でしたから今回の数字はこれの78%に当たります。
2015年度は国内線を独占しているスカイマークが経営破たんした影響で大幅に便数が減少。旅客者数も厳しい数字となりそうです。国際線では春秋航空に加えて中国南方航空が就航、ベトジェットなどのチャーター便就航で過去最高記録更新に期待がかかりますが、茨城空港は国内線比率が高いため、スカイマーク減便分を補うことはできそうにありません。

また2014年度の来場者数は142万9500人とこちらも過去最高。各種物販やイベントも毎週開催されており、近隣の地域拠点である空のえき・そららも集客に貢献しています。

2015年6月25日木曜日

中国南方航空 目標搭乗率は90%

7月25日から茨城空港と深センを結ぶ新路線を展開する中国南方航空の日本支社長が県庁を訪れたとの報道がありました。
知事との会談では日本の地方都市への中国人旅行者の増加もあり、一緒に茨城県の観光産業を推進していきたいと語っています。
目標の搭乗率については90%と極めて高い数値を示した上で、茨城空港が首都圏に近く、交通の便が良いことを利点に挙げ、マーケットセールスしていく自信があるとしています。また、当面の予定である土日の週2往復では不便なため、将来的には繁忙期により多くの路線を就航させたいと茨城空港に期待をしているようです。
懸案としては茨城空港が共用空港であることから防衛省との調整が必要な点で、日中関係に左右されることを指摘しています。

2015年6月16日火曜日

ベトナムへのチャーター便運航決定

茨城県とは農業分野で特に近年親交が深まっているベトナムへのチャーター便就航が決定しました。
以前に視察に訪れて高い関心を寄せていたベトジェットが首都圏初の就航。JTBがツアーを企画しています。
ツアー人員は200人。日程は9月19日出発の4泊5日を予定。詳しい旅行案内はJTB水戸支店、宇都宮支店まで。

2015年6月10日水曜日

茨城空港 5月の国内線搭乗実績

スカイマーク社が5月の搭乗実績を公表しました。
主力の羽田空港の路線は那覇便を除いて昨年を上回り、他の路線も概ね回復傾向にあります。搭乗率が5割を切るような極端に利用者の少ない路線も神戸―米子便のみとなっており、路線絞り込みが効果をあげているようです。搭乗率が70%を超えるのは5月としては4年ぶりとなります。

茨城空港関連では神戸便が欠航の影響もあって前年比4.6%減の1万2290人だったものの、搭乗率では63.1%と5月としては1日2往復化以降過去最高の実績でした。
新千歳便は前年比1.9%増の1万1548人。搭乗者数自体はそこまで多くなかったのですが、提供座席数が減ったことで搭乗率は大きく改善。56.2%は5月として1日2往復化以降でこちらも最高となっています。
提供座席数が昨年から3500人以上減った福岡便は、特に影響を受けることなく前年比8.3%増の1万0918人と伸びました。搭乗率は59.3%で6割に迫っています。
6月は減便のため利用者の前年超えはかなり厳しくなりそうですが、搭乗率は良くなることが見込まれるのでスカイマーク社の再建で、茨城空港は評価してもらえる数字が残せるのではないかと思います。

2015年6月4日木曜日

深セン便は7月25日に就航

調整が続いていた中国南方航空の茨城-深セン便が7月25日から就航することが決まりました。
事前の予定通り土日の週2往復の運航となるそうです。
日本と深センを結ぶ直行便は同時期に南方航空が始める関西便に続くもので東日本では初となります。
機材はA320で座席数は151。エコノミークラス以外にビジネスクラスも設定されています。時間帯は次のとおりです。

茨城空港 →深セン空港
16時00分→20時00分

深セン空港→茨城空港
10時00分→14時50分


今回の中国南方航空の就航に伴い7月25日から8月31日までは以下のような発着スケジュールとなります。

茨城空港発
09時40分(福岡)
10時50分(新千歳)
12時05分(神戸・那覇)
13時20分(上海) ※水曜除く
15時25分(福岡)
16時00分(深セン) ※土曜・日曜
18時00分(神戸)
19時05分(新千歳)
19時30分(上海) ※金曜・日曜

茨城空港着
10時15分(新千歳)
11時20分(神戸)
12時20分(上海) ※水曜除く
14時45分(福岡)
14時50分(深セン) ※土曜・日曜
17時25分(神戸・那覇)
18時30分(上海) ※金曜・日曜
18時30分(新千歳)
19時45分(福岡)

2015年5月14日木曜日

空のえき・そらら 来場者数50万人突破

茨城空港近隣施設である空のえき・そららの来場者数が50万人を突破し、記念イベントが開催されています。
50万人突破は4月23日のことで、今回は記念イベントとして5月11日から17日までの間にプレゼント品やスペシャルセールが行われています。
そららは茨城空港の商業・飲食サービスの補完的役割と地域活性が期待されています。5月20日からは茨城空港国内線到着者向けに、そららでも使える共通利用券の配布もスタートする予定でまだ利用したことのない方へのPRにもなりそうです。

2015年5月12日火曜日

茨城空港 4月の国内線搭乗実績

スカイマーク社が4月の搭乗実績を公表しました。
全体としては搭乗率が前年の61.9%より改善し、64.5%となりましたが、搭乗者数としては42万5千人ほどと前年比18.4%減と淋しい数字でした。主力の羽田空港は福岡便が前年比8.4%増と健闘したものの那覇・鹿児島・神戸便は7割に届きませんでした。神戸空港も6割を超えない路線が多く苦戦しています。地方空港はもっと深刻でほとんどの路線が5割台以下でした。

茨城空港関連も厳しい数字が出ました。
神戸便は1万1444人と前年比5.6%減。1日2往復化以降では4月として過去最低を更新しました。それでも搭乗率は53.9%と神戸空港発着路線では羽田、那覇、長崎に次ぐ数字で新千歳などよりは良かったです。
福岡便は去年4月18日に就航したため単純比較はできないものの搭乗率は49.9%から44.3%と下がっています。搭乗者数は8310人で前年より大きく増えたものの、1日1往復だった3月と比べて4人しか増えていません。現時点では1日1往復で需要はほとんど満たされていると言えそうです。
新千歳便は7282人で前年比7.1%減となりました。搭乗率は39.2%と前年よりは良くなりましたが非常に低い数字です。4月は各空港とも新千歳便が苦戦し、神戸空港も5割がやっと、中部空港は1日1往復でも5割、福岡空港は39.2%と茨城空港と変わりません。徐々に増えていくであろう5月以降にどの程度旅客が戻ってくるか心配です。
それでも茨城空港では福岡空港が1月を通じて運航されたことで、4月としては去年の2万5千人を上回る過去最高の2万7千人ほどの利用となっています。