2015年12月25日金曜日

2年連続搭乗者50万人超へ 最多更新も視野に

今年度の茨城空港の搭乗者数が2年連続で50万人を超える可能性が高くなっています。
10月末時点で国内線は25万2千人、国際線は8万6千人が利用しています。国内線は4月が前年を上回る2万7千人を記録。それ以降は減便の影響もあり、前年比3千人前後減で推移しています。この傾向と昨年の運航状況を踏まえると1月までは前年割れが確実で、2月はほぼ同程度、3月は神戸便の増便の効果で前年を超えると思われ、前年に及ばないものの39万人前後の利用が見込まれそうです。
国際線においては昨年10月に増便した春秋航空の上海便が好調で国内線の落ち込み分をほぼ吸収。10月からは南方航空の深セン便が加わり、前年を上回る傾向は今後も続きそうです。1月30日から運航開始の国際航空の杭州便もさらに利用者を押し上げる見込みで、現時点で16万人ほどの利用が見込めそうです。
特段の事情がないかぎり50万人は確保できそうで、新規就航路線によっては55万人規模で昨年度の53万人を上回ることもありえます。
また、未確認の情報ではありますが、来年早い段階で春秋航空が成都・揚州線を、今年日本初就航となったVエアが3月ごろに台北線を開設する検討をしているようで実現できれば更なる上積みも期待できそうです。

春秋航空日本 茨城空港免税店開店

12月24日、茨城空港ターミナルビル2階に春秋航空日本が中国人観光客向けの免税店を開店しました。春秋航空日本の店舗は成田空港第3ターミナル内2店舗に続く3店舗目とのこと。茨城新聞映像記事→茨城空港に免税店オープン
店舗は旧茨城県PRコーナーに出店。開港以来場所を変えながらも存在していた茨城県PRコーナーはテナントの増加に伴い、なくなることになりました。(県内市町村のパンフレットは2階エレベーター脇に設置されています。)店内には中国人向けとして人気の家電製品、炊飯器やドライヤー、シェーバーなどが効率的に展示されています。またマスクなどの日用品や就航地などのお菓子も少数ながら販売しています。日本人が利用する機会は限られるかもしれませんが、春秋航空の上海便や南方航空の深セン便、また1月30日から運航される予定の国際航空・杭州便の旅客からの需要に期待しているようです。

また、商品構成が似ていた秋葉原デジタル家電店は開店以来低迷。取り扱い品を変え、ブランド品やフレッシュジュースを販売したりしていましたが、今回の免税店出店もありメインを腕時計や南部鉄瓶などへ変更しているようです。
免税店オープンの垂れ幕。購入者にはオリジナルボールペンを配布していました。

クリスマス企画でキティ&サンタクロースも茨城空港を盛り上げていました。

2015年12月10日木曜日

茨城空港 11月の国内線搭乗実績

スカイマーク社が11月の搭乗実績を公表しました。
全体としては搭乗者数が7.4%減と赤字路線の止血効果はあるものの、まだまだ再建途上であることがうかがわれる結果でした。空港別では羽田空港が神戸便や鹿児島便を除いて堅調だったほか、神戸空港も搭乗者数が前年を上回るなど改善が見られました。一方で新千歳空港が閑散期に入り低い水準となっています。

茨城空港関連では主力の神戸便が一昨年の最多記録にわずかに及ばなかったものの前年比で7.5%増の1万4446人、搭乗率が68.6%と良い数字を残しました。神戸便は11月は例年安定して6割から7割集客できています。また対前年比では4ヶ月連続増加となっています。
11月に強い福岡便は減便の影響で前年比では29.7%減の8377人となりましたが、搭乗率では78.9%と減便以降の3ヶ月は80%に近い数字を維持しています。
羽田を除いて各路線で落ち込みが目立った新千歳便は茨城空港でも同様で搭乗者数は前年比32.5%減の7261人、搭乗率も68.4%にとどまりました。
茨城空港にとって例年12月から2月までは最も厳しい季節となります。利用者を大幅に増やせる特効薬はないでしょうが、茨城の冬の魅力を発信することで各地方からの集客を増やしたいところです。

2015年12月4日金曜日

茨城空港とそ・ら・らでラッピングバス展示

12月6日に茨城空港と空の駅そ・ら・らにて、茨城交通がスカイマークを応援するために無償で提供したラッピングバスが特別展示されます。
8時から9時には茨城空港の駐機場にてスカイマークの機体と合同展示され、9時10分から11時には茨城空港駐車場にて、11時半から15時はそ・ら・らに移動して展示されます。展示場では茨城交通の乗務員制服を着ながら記念撮影もできます。また、スカイマークの作業着の試着も行われるほか、モデルプレーンを特別価格にて販売するそうです。
スカイマークではこの他にも国内線手荷物受取所に、スタッフ手作りの模型も展示しているようです。
スカイマークは今後、茨城空港と神戸空港は地域密着を打ち出していきたいとしていましたが、具体的な企画が行われることにより、茨城空港とはより良い関係が築けていけそうです。

2015年11月11日水曜日

茨城空港 10月の国内線搭乗実績

スカイマーク社が10月の搭乗実績を公表しました。
全体としてはまだ4年前の実績に及ばない状況がつづいており、いまだに再建途上といった印象です。羽田空港では新千歳便が好調でしたが、神戸便や鹿児島便は搭乗率が7割台と苦しい実績となりました。神戸空港では新千歳便と長崎便が伸び悩み、関西の拠点としての勢いが感じられませんでした。

茨城空港関連では例年徐々に閑散期に入る時期ですが、今年は大健闘といえる結果となりました。1日2往復を維持している神戸便は搭乗率71.3%で1万5264人が利用。前年比20.4%増で同路線の10月としての単月実績は過去最高を大幅に更新しています。
1日1往復の運航となっている新千歳便は先月に引き続いて搭乗率9割越えの91.3%と羽田空港並みの高搭乗率を記録。利用者数は減便の影響で23.2%減の1万0016人でしたが十分な数字といえそうです。
やや苦戦が続く福岡便も搭乗率は78.8%と使いやすい時間帯としたことが奏功しています。利用者数は20.4%減の8646人に止まりましたが、損益で考えればスカイマーク社の黒字化に向けて貢献できたといえそうです。

2015年10月30日金曜日

茨城空港免税店は春秋航空日本が出店

茨城県開発公社が募集していた茨城空港の免税店については、その後開発公社から詳細が明らかになっていませんが春秋航空日本のHPによると同社が出店することになりそうです。すでに空港で働く販売員の求人が出されています。
春秋航空日本は成田空港第3ターミナルを拠点に広島空港と佐賀空港で定期便を運航しています。さらに同ターミナルで就航先のお土産品などを取り扱うショップも出店しています。茨城空港でも免税店を開くことで中国人旅客向けの収益上乗せを狙うと思われます。
茨城空港での路線は現時点で上海便の週8往復のみですが、免税店開店で更なる路線開設に期待したいところではあります。

2015年10月20日火曜日

お土産キャンペーン 期間延長決定

茨城空港へ国内線で到着し、IBRマイエアポートクラブに加入された方に配られていたお土産キャンペーンが期間を延長して実施されることが決まりました。期間は12月25日までとなっています。
今回のキャンペーンでは3000円の共通利用券がもらえます。利用券は茨城空港ターミナルビルと空の駅・そららで使うことができます。配布予定数は新たに2万人を追加し、合計で3万7千人となりました。先着順ですので期間中でも人数に達した時点で終了となります。
今回の延長でちょうど茨城は袋田の滝や筑波山、花園渓谷などの紅葉が美しいシーズンに適用されます。また冬の搭乗者が減少する時期にまで実施することで新たな旅行需要を喚起することが期待されます。