2016年5月18日水曜日

杭州便 運航停止

中国国際航空が運航している杭州便が5月22日をもって打ち切りになることが発表されました。
これまでも週3往復に増便されながら、ほとんど運航されていなかったことから予想されていましたが、就航から短期間での停止は成都・揚州線に続いており、中国の訪日需要低迷が懸念されます。
今回の運航停止で茨城空港の国際線は春秋航空の上海便が週6往復、Vエアの台北便が週4往復、中国南方航空の深セン便が週2往復と当初見込みの半分に減少することになります。

2016年5月17日火曜日

茨城空港 15年度は過去最多55万人が利用

東京航空局により3月の利用実績が公表されました。
茨城空港は国内線が前年比31.3%増の3万6763人となりました。神戸便増便が大きく貢献し、3月として過去最多だった去年を大きく上回る利用者を集めました。
国際線は前年比15.8%増で1万6132人。Vエアの新規就航で15年8月の1万4128人を上回り、単月過去最高を更新しました。

この結果、2015年度は国内線がスカイマークの新千歳便と福岡便の減便でわずかながら前年に及ばず3.5%減の40万3700人となったものの、国際線が初の台湾路線など新規就航が相次ぎ、26.1%増の15万0650人と落ち込みをカバーしました。
国際線・国内線を合わせた15年度の利用者数は55万4350人で、過去最多だった14年度を3.0%上回りました。スカイマーク破たんで当初は大幅な前年割れを予想する声が多かったのですが、国内線が想像以上に健闘。2月と3月の神戸便増便で巻き返しました。
16年度も4月から那覇直行便を運航するなど茨城重視の姿勢が見られるため、国内線は期待ができそうです。一方、国際線は週4往復のVエア利用浸透に期待したいところ。中国大陸向けはすでに春秋航空が縮小、他の路線も運航に不安を感じるため一転厳しい状況となりそうな気がします。

ジンエアー・ベトナム航空 チャーター便運航

茨城空港で久々に国際線チャーター便が運航されることになりました。
7月16日には韓国LCCのジンエアーによる済州島、7月30日にはベトナム航空によるダナンへのツアーが予定されています。いずれも旅行会社はJTBなど。

済州島へは2泊3日で旅行代金は7万9800円から。プランはフリープランでホテルのグレードにより料金が変わります。別途オプショナルツアーもあります。機材はB737で189席。全席エコノミークラスとなっています。(JTB募集は50人)

ダナンへは3泊5日で旅行代金は13万8000円から。初日は12時30分着、4日目は深夜24時45分発で日程いっぱい満喫できます。2日目から4日目は別途オプショナルツアーがあります。機材はA321で173席。うちビジネスクラスが13席となっています。JTBでは追加代金10万円でビジネスクラスが利用できます。(JTB募集は90人)。

夏休み期間のリゾート地へのツアーということで、東日本大震災以降振るわないチャーター便にまた活気が戻るきっかけとなればと思います。

2016年4月22日金曜日

稚内チャーター便運航

6月30日と7月3日の2回にわたって読売旅行社が茨城空港を利用したチャーター便を運航することが発表されました。
チャーター便は茨城空港初就航となるフジドリームエアラインズが運航。機材はエンブラエル170か175で席数は76席か84席。旅行最少催行人数は25名となっています。
期間は3泊4日で旅行代金は13万9900円から(燃油別)。早期割引特典があるので申し込みは4月30日までがお得です。ツアーでは稚内空港から宗谷岬やノシャップ岬、礼文島などをめぐります。詳しくは読売旅行社水戸営業所まで。

2016年4月20日水曜日

茨城空港 2月の利用実績

東京航空局より2月の利用概況が発表されました。
すでに1月までで茨城空港の年度内利用者数は46万0891人に達しています(茨城空港HP)。スカイマーク社の破たんに伴い、5月以降の国内線利用者数は前年割れが続いていますが、国際線は上海便の増便と新規路線就航で全月前年を上回って推移しています。
2月は神戸便の増便もあり、国内線利用者数が2万7739人と同月の過去最高記録を28.5%も更新。急速なスカイマーク社の業績回復で、地域密着の茨城空港も盛況となっています。国際線も1万2825人で前年比4.3%増となりました。この結果、2015年度もひと月を残して、2年連続で茨城空港の利用者数は50万人を突破しました。
3月も神戸便の増便効果と台北便就航が追い風となる見込みで、最終的に2014年度の利用者53万8千人を超える可能性が高まっています。

ひたちなか海浜鉄道 延伸案決まる

ひたちなか市の勝田駅から那珂湊駅を経て、阿字ヶ浦駅まで運行しているひたちなか海浜鉄道の延伸計画に関して、2024年の新駅開設に向けて、ひたちなか市がルート案を発表したと茨城新聞社が伝えています。
以前から検討されていた4案のうち、比較的距離が短い公園南側を通り、西側へ抜けるルートが採用されることになりました。ほかの案は公園内を通過する案では明確な理由がないこと、LRT化は景観が良くないこと、海岸線を走る案は全線高架となり費用が莫大となることから退けられました。
個人的には将来のひたちなか港区や東海村への延伸を考えて、阿字ヶ浦海岸駅・海浜公園海浜口駅という海岸線案に期待していたのですが、結果的には一番実現しやすく、ひたちなか市民の視点に立った案が採用されたことになります。(東海村へは路線バスが昨年から運行されることになり、村松地区とひたちなか地区のアクセスがある程度確保されることになりました)
延伸先のひたち海浜公園は2015年度には216万人が訪れる茨城を代表する一大観光地となっています。春のネモフィラと秋のコキアは世界の絶景としてSNSやメディアで評判となり、海外旅行者も急増。茨城空港も杭州便や台北便ができ、国際線がだいぶ増えました。今後は茨城空港→水戸→ひたちなか→海浜公園といった観光ルートにも期待が集まります。今回の決定はひたちなか海浜鉄道や茨城空港、ひたちなか市・茨城県の振興に大いに寄与することになりそうです。
来場者数が急増しているひたち海浜公園。海浜鉄道の輸送も増加傾向。

2016年4月6日水曜日

揚州・成都線運休へ

春秋航空が3月27日に運航開始した茨城空港と揚州・成都を結ぶ路線について4月10日をもって運休することが正式に決まりました。
NHKの報道によると、県に対する説明で搭乗率は良いものの機材繰りがつかないためやむを得ない措置とのことで再開の見通しは立たないようです。
春秋航空は関西と成都を結ぶ路線も運休をすることになっています。この件では茨城便に関して成都空港税関との間で問題を抱えているとの報道もあり、容易に解決できない可能性もありそうです。