2016年2月26日金曜日

茨城-揚州・成都便 3月27日就航

茨城空港のホームページにて揚州・成都便運航開始についての告知が出ました。
運航するのは上海便も運航している春秋航空で、運航開始日は3月27日の予定です。両路線とも毎週金曜・日曜運航します。
運航時間は成都-茨城が成都発8時55分、茨城着18時30分。茨城発20時00分、成都着2時50分。揚州-茨城は揚州発14時00分、茨城着18時30分。茨城発20時00分、揚州着22時40分となっています。

就航地である成都市は中国西南部の中心都市で、三国時代の蜀の都として有名です。成都空港は中国の主要な空港の上位に位置します。日本からは春秋航空が関西線を展開。ANAも成田線を飛ばしています。
揚州市は中国南部の商業都市として歴史に名を残しています。隣接する省都の南京市はかつて建業と言い、三国時代・呉やその後の東晋、さらに近代の中華民国などの都となりました。揚州空港は揚州市街からは離れており、分離した泰州市に近い位置にあります(名称は揚州泰州空港)。開港は2012年で茨城空港よりも新しい空港です。就航路線はまだ少なく、国内線がメインで国際線は仁川と台北、バンコク(春秋航空)に就航。日本へは茨城空港のみが就航地となります。成都空港へは四川航空が運航しています。

運航時間から言うと成都から茨城の利用はほとんど見込めない気がします。成都空港からは直行便が成田へ就航していて、所要時間は6~7時間ほどで毎日どこかの航空会社が運航、揚州空港で経由する茨城便は10時間かかり週2往復。勝機があるかどうか厳しいです。運賃は往復3万1820円からなので成田直行便よりは30%から70%くらい安く、そこに魅力を感じるかどうかです。ただ、成都から揚州への国内線として運航すればにぎわいそうです(現在は準備中?)。
一方、揚州空港は日本への直行便は茨城のみ。南京や上海が選択肢にない人にとっては双方とも独占して旅客を獲得できます(南京は2時間ほど離れているようです)。運賃は2万7820円からと成都と比べると割高感がありますが、成田-南京線よりは安いです。時間帯は悪い時間ではないので揚州市・泰州市でどの程度訪日需要があるか気になるところです。

2016年2月8日月曜日

杭州便・深セン便が欠航

新たに就航したばかりの中国国際航空の杭州便と中国南方航空の深セン便が相次いで欠航することが発表されました。
欠航となるのは杭州便が2月20日と2月27日。深セン便は27日と28日です。両路線とも定着する程の知名度もないようで苦戦しているようです。日本からの利用は期待しづらいのもあり、今後の運航が心配されます。
その一方で春秋航空が新規就航に向けて協議を始めているとの情報もあり、中国路線はまだ増える可能性があります。