2017年8月24日木曜日

新千歳2往復・那覇直行便継続

スカイマーク社より10月29日から3月24日までの運航スケジュールが発表されました。茨城空港の発着数は現状と変わりませんが時間は調整が入りました。

夏ダイヤで1日2往復に戻った新千歳便は搭乗者が減る冬も2往復を維持。時間帯は茨城午前発が8時35分から9時35分へ、午後発が17時25分から18時40分へと1時間以上遅くなります。新千歳発も8時55分発が9時00分発へ、17時10分発が17時30分発へと若干遅い時間になります。

利用者が比較的多い神戸便は去年は12月から1日3往復へ増便されましたが、今年は1日2往復のまま。茨城発が7時35分から8時35分へ、19時15分から19時45分へと変更されます。神戸発は8時00分が7時45分へ、18時45分が19時30分に変わっています。

1日1往復の福岡便は福岡到着が現在は11時50分ですが、冬は茨城発が7時35分へ変更されるのに伴い、9時40分着と朝のうちに九州へ行けるようになります。福岡発は18時50分発が18時40分発へとあまり変わりません。

経由便が直行便になった那覇便はオフシーズンも直行便を運航。茨城発は11時00分から11時05分とほぼ変わらない時間での運航ですが、那覇発は14時10分発が15時20分発へと遅くなります。沖縄を観光するのに那覇発時間がゆっくりになるのは歓迎されそうです。

運賃は11月7日から12月21日までの平日に茨城-新千歳便、茨城-福岡便の一部でセール価格が設定されます。新千歳便は3600円、福岡便は4600円と破格です。販売は8月28日午前7時から。
その他、お買い得ないま得が全便に適用されます。新千歳便は5600円~、神戸便は6100円~、福岡便は8600円~、那覇便は7100円~となっています。
苦戦が予想される新千歳便と那覇便がかなり安い値段となっていて、那覇便と比べると福岡便が相対的に高く感じられます(羽田-福岡便と同じ料金設定です)。

運航時間の詳細は茨城空港のホームページにて一覧で掲載されています。

2017年8月19日土曜日

小松・長崎チャーター便

11月に種子島・屋久島チャーター便(10日発、13日発とも満席)の運航が決まっているフジドリームエアラインズ(FDA)が新たに小松空港と長崎空港へのチャーター便を飛ばすことが発表されました。ともに茨城空港からは初就航となります。

小松空港チャーター便はクラブツーリズムが企画。旅行日程は11月22日からの2泊3日。初日は13時30分に茨城空港を出発し、加賀温泉郷へ。2日目は日本三名園で特別名勝の兼六園から和倉温泉へ、最終日は輪島へ寄り、千里浜を通り、小松空港へ223キロのバス旅行となります。茨城空港到着は17時10分の予定。料金は2名1室からで1人7万7900円。

長崎空港チャーター便はハウステンボスの親会社であるH.I.Sが企画。旅行日程は12月29日、1月1日、1月4日、1月7日出発のいずれも3泊4日。プランは8つから選べ、大きく分けてハウステンボス満喫と1日のみ長崎観光付の長崎4日間の2パターンがあります。1日目は茨城空港14時40分発長崎空港へ16時50分着。ハウステンボスまで専用車にて送迎し、各自ホテルへ。2日目は終日ハウステンボスを自由行動。3日目はプランによってハウステンボス3連泊では再入場パスポートで終日自由行動。長崎観光付プランでは長崎市内泊の方は観光バスで移動、雲仙温泉泊の方はレンタカーにて移動となります。4日目は各自で長崎空港まで移動し、12時00分出発。茨城空港へ13時40分到着予定となっています。料金は4名1室で1人7万6800円から2名1室で1人21万2000円までと幅広く用意されています。

2017年8月12日土曜日

つくばエクスプレス延伸期成同盟会設立

つくば市、土浦市、石岡市、小美玉市、行方市、かすみがうら市によるつくばエクスプレス延伸期成同盟会が設立されることになりました(茨城新聞記事)。つくばエクスプレスは現在秋葉原とつくばを結んでいる路線ですが、将来茨城空港への延伸を目的とする期成同盟会となります。

3人が立候補している茨城県知事選挙でも、初めて茨城空港への直結を検討すると橋本昌候補が公約に掲げています。橋本候補は知事時代に茨城空港への延伸については他県の自治体の問題があるので難しいと否定的でしたが、対立候補の公約にある茨城県内延伸を意識したのかもしれません(県市長会・町村長会は橋本候補支持。対立候補を支援するひたちなか市長など7市町長はいずれも延伸自治体以外)。
つくばエクスプレスは沿線開発が進み、予想をはるかに上回る好調な業績を残していますが、建設時の負債が多く、周辺自治体の悲願である東京駅延伸もまだ計画が進行していない状況です。橋本候補も東京駅延伸と茨城空港直結検討を併記しており、東京駅延伸より先に茨城空港への乗り入れができるとは考えられません。検討というのも現在の首都圏新都市鉄道の枠内で行うのか、茨城県や期成同盟会自治体の増資・出資で費用をまかなうのか、茨城県が独自に鉄道を建設して乗り入れてもらうのかなどよく判りません。また現在建設中の石岡小美玉スマートインターへのアクセス道路が完成すれば東京駅-茨城空港間が現在の1時間40分から1時間20分へ短縮されます。秋葉原-つくば間で最速45分のつくばエクスプレスが東京-茨城空港へ延伸してどのほど時間で高速バスに対し優位になるのか、料金面での劣勢を跳ね返せるのか、果たして本当に収益が見込めるのか(特に土浦~小美玉間)、課題は多いです。
もちろん、将来的に延伸が実現するとなれば、東京や千葉、埼玉からの利用者や海外からの訪日客にとって利用しやすくなるのでしょうし、周辺自治体は何もなかった伊奈・谷和原地区がみらい平駅を中心としてつくばみらい市として飛躍的発展を遂げたように開発が進むかもしれません。いずれにしても茨城の将来を見定めてよくよく議論を深めて検討を進めて欲しいと思います。

2017年8月2日水曜日

茨城空港 6月の利用実績

東京航空局が6月の利用概況を発表しました。
茨城空港は国際線が上海便のみとなったことから前年から大幅減が続いており、6月も前年比42.6%減の7649人にとどまりました。
国内線は神戸便の好調が続きました。新千歳便も2往復に増便したことに加え、比較的空きの多い夕方発の便も満席に近い状態の日がかなり見られたこともあり大幅に旅客数が増加しました。前年比は29.5%増で4万7156人と梅雨時で需要が落ち込む6月としては過去最多、初の4万人越えとなりました。
国際線・国内線を合わせた利用者数は5万4805人で前年比10.1%増と2ケタの伸びを記録しました。
7月は前年が国際線だけで2万人を超える利用者がいたため、台湾チャーター便が運航された分を入れてもかなり苦しい数字になりそうです。国内線も比較的座席が残っているようでどこまで利用者が増やせるか気になります。