2019年10月30日水曜日

青島航空 長春・福州連続チャーター便就航

このところ青島航空が茨城空港へ就航するのではないかという話しがいくつか出ていましたが30日正式に発表がありました。
今回運航が決まったのは11月12日からの長春便と12月3日からの福州便でともに連続チャーター便。日本経済新聞によると青島航空が日本の空港に就航するのは茨城空港が初とのことです(HPや一部情報では福岡-西安を10月28日から運航ともあり)。
運航スケジュールは長春便が11月12日から毎週火曜・木曜・土曜の3往復で、長春を14時00分に出発し、茨城空港へ18時20分到着。茨城空港を19時20分に出発し、長春には22時35分に到着予定。長春便は茨城空港に就航する国際線では最も遅い時間帯での運航となります。
福州便は12月3日から毎週火曜・金曜・日曜の3往復で、福州を10時50分に出発し、茨城へ16時10分(日曜は16時20分)に到着。茨城を17時10分(日曜は17時20分に出発し、福州へ21時05分に到着予定です。機材はA320neoで180席の予定。
上海の旅行会社が訪日客向けツアーを開発する予定で茨城空港の利点を「東京に近い」と評価しているようです。

長春市は一時期、新京と呼ばれ現在でも中国東北地方の主要都市のひとつとなっています。吉林大学を擁する学園都市で、観光地は偽満皇宮博物院などがあります。長春龍嘉空港は市街地から40キロほど北東に位置しています。
福州市は琉球王国との交流があった港湾都市。台湾に面する福建省の省都で西湖や西禅寺などの観光地があります。福州長楽空港は市街地から50キロ以上離れた南東に位置しています。(ちなみに茨城空港から水戸市までが25キロほど、距離的には取手市くらいか千葉県境を越えるほど離れているようです)

茨城空港では同日正式に西安便就航の案内も発表しています。

2019年10月2日水曜日

茨城空港 8月の搭乗実績

東京航空局による利用概況が発表されました。
茨城空港の19年8月の利用者数は前年比12.4%増の8万3746人となりました。開港以来最多だった昨年8月から二ケタ増となり、月間集計で初めて8万人を超える利用者数を記録しています。これで8月は3年連続で前年超え。
内訳を見ると、国内線は最も利用者数が多い神戸便増便の影響で前年比15.8%増の6万7807人。国内線の月間利用者数が6万人を超えたのは初めてとなります。前年8月の実績からは9266人増加していますが、神戸便増便が周知されればまだ伸びる余地はありそうです。
国際線は前年比0.1%減の1万5939人で10人減。わずかではあるものの国際線利用者が前年を下回るのは18年1月以来となります。日本政府の外交政策が訪日需要に響いているようです。茨城空港では国際線やソウル便の比重は国内線に比べて大きくはありませんが、9月以降の運休で国際線はしばらく厳しい状況となりそうです。