2020年1月31日金曜日

茨城空港 12月の搭乗実績

東京航空局が12月の利用概況を発表しました。
茨城空港では国際線が前年比1.8%減の1万3044人で、2018年の1万3288人には及ばなかったものの過去2番目の利用者となりました。ソウル便の運休で利用者が減少していますが、中国向けチャーター便の運航で減少率は微減でとどまっています。ただ、武漢市を中心とした新型肺炎の流行の影響でチャーター便の運休が決定しており、今後も感染の広がり方次第では国際線の運休が相次ぐ可能性が出てきています。
国内線は神戸便増便で前年比11.5%増の5万3076人となりました。12月としては過去最高を更新。初の5万人超えを達成しました。防衛省との取り決めで今後は増便するのが難しいだけにいかに閑散期に搭乗率を上げるかが課題となります。
国内・国際を合わせた利用者数は前年比8.6%増の6万6120人で、12月としては過去最多となりました。

茨城空港 ほっこり・のんびり沖縄キャンペーン

2020年2月1日から5月31日の期間に茨城空港から那覇空港へ旅行される方向けのキャンペーンが実施されます。
キャンペーン内容は1つはIBRマイエアポートクラブ会員限定として抽選で20名に沖縄県の特産品が当たるというもの。同会員で期間中に茨城-那覇便を往復利用することが条件となっています。応募される方はチラシに掲載されているはがきに往復分の搭乗券と切手を添付し、必要事項を記入して投函して下さい。6月7日の消印分まで有効です。
2つ目は搭乗券を提示することで提携施設で特典が受けられるというもの。提携施設は那覇市や沖縄市、名護市などにある17施設が対象です。詳しくは茨城空港のキャンペーンサイトをご覧ください。

2020年1月29日水曜日

長春便・南京便 運休決定

日本経済新聞の記事によると感染が拡大している新型肺炎の影響で、青島航空と上海不夜城国際旅行社が長春便と南京便を運休すると発表したとのこと。
中国・武漢市などで広まっている新型肺炎の感染拡大を防ぐ目的で中国政府は海外への団体旅行を禁止のが運休の背景にあり、運休期間は2月1日から8日の予定。同社が運航している福州便は運航を継続する意向で、春秋航空が運航する上海便と西安便も現時点で運休はしない予定。
ただ、感染は沈静化する状況にないため運休がしばらく続いたり、他の便にも影響が出る可能性がありそうです。

2020年1月24日金曜日

茨城空港 3月29日以降の国内線運航スケジュール

スカイマークの2020年3月29日から2020年10月24日までの国内線運航スケジュールが発表になっています。
茨城空港では新千歳便1日2往復、神戸便1日3往復、福岡便1日1往復、那覇便1日1往復が継続して運航されることになりました。
各便の現行からの変更点としては新千歳便は朝早く出発することになります。神戸便も朝は1時間早く出発し9時前に神戸に着きます。帰りは30分ほど早く茨城空港へ到着します。福岡便は出発が10時出発になり、到着は11時55分です。那覇便は帰りが1時間早くなっています。
チケットの販売は1月29日7時からです。価格は現行とほぼ変更ありません。


<新千歳便> 価格:5600円~3万3100円
 茨城空港 新千歳空港
08時35分10時00分
18時00分19時20分

新千歳空港  茨城空港
08時55分10時25分
17時30分19時00分


<神戸便> 価格:6800円~1万6500円
 茨城空港  神戸空港
07時35分08時50分
13時35分14時50分
19時35分20時45分

 神戸空港  茨城空港
08時10分09時20分
11時45分13時00分
18時50分20時00分


<福岡便> 価格:8500円~3万4100円
 茨城空港  福岡空港
10時00分11時55分

 福岡空港  茨城空港
18時50分20時30分


<那覇便> 価格:7100円~3万6200円
 茨城空港  那覇空港
11時00分13時55分

 那覇空港  茨城空港
14時20分17時00分

2020年1月23日木曜日

茨城空港 東京駅への500円バスを中止

茨城県知事の定例記者会見が行われ、年間80万人が利用する茨城空港について、今後の利用拡大策への質問が出ました。
この中で知事はすでに報じられているように自衛隊の共用空港として発着枠に空きがなくなっている点や燃料の供給体制が限界に達している点が問題となっていることを改めて指摘。この2点が解決できなければ今後の増便は難しいと述べています。

一方、県の施策としては茨城県内の周遊観光への交通手段の整備を挙げ、予算を重点的に使う方針であるとしています。
現状水戸駅もしくは石岡駅以外への公共交通のアクセス手段がほぼないという状況が改善されれば利用者にとって恩恵が大きいです。昨年10月からは水戸・つくば間の高速バスを大幅に増便する実証実験が行われており、こうした取り組みで茨城空港利用者の県内周遊を図るのではないかと思われます。

反面、この施策の実現のため来年度からは茨城空港のウリのひとつであった東京駅への500円バスの補助を取り止めると発表。海外からの利用者にとって魅力のある格安バスでしたが、訪日客が直接東京へ行ってしまうため、茨城県にとって望ましいものではなく、知事は「県民からの税金を使って東京に観光する人たちに補助をするということ自体問題がある」と断言。「予算の全てを県内の観光に向くような形に切り替える」としています。利用者が減るのではという懸念に対しても、成田空港から東京都心にかかる時間とほとんど変わりがないことから、「通常の料金(1530円)に戻ったとしても、競争力が大きく損なわれるということはない」との見方を示しています。
これについてはやってみないと判らないものの、中国からの航空便が着いた直後のバスの盛況ぶりを見るに少なからず影響は出そうな気はします。限られた予算を県内のために使いたいというのは正論ですが、それで訪日客が茨城県内を観光するかというとそれはないと思います。それならばツアー商品に県内観光を組み込んでもらう方が確実でしょうし、個人旅行者で茨城に用がない人にとってはわざわざ成田空港を避けて、茨城空港を利用するメリットは今後皆無になってしまう気がします。ただ、県内の交通状況が悪いのは事実ですので茨城県民や茨城へ観光に来る国内旅行者には利点がある施策なので、今後の利用者の推移を見てみないと評価は難しいと思います。
茨城空港のアクセス改善には期待したいところ

2020年1月18日土曜日

2020年3月 ハワイチャーター便

2020年3月に開港10周年を迎えるのを記念して、JALとJTB共同企画によるハワイ・ホノルルチャーター便の運航が決定しました。
期間は3月6日から11日までで4泊6日。航空会社は日本航空で機材はB787-8です。ハワイへのチャーター便は開港時以来2回目となります。
現在フリープランが公表されており、日程は6日17時~21時に茨城空港を出発し、ホノルルに同日朝到着。混載車でコンベンションセンターで説明会後、DFSへ。15時から徒歩などで各自ホテルでチェックインを行います。
7日から9日までは終日自由行動。10日の午前中にチェックアウトしホテルから空港へ混載車で向かいます。9時から15時ごろホノルルを出発し、11日の13時半から19時半に茨城空港へ到着予定です。旅行代金はエコノミークラス、ツイン2名1室1人19万9000円~(燃油サーチャージ、空港諸税などは別途かかります)。座席はビジネスクラスへ変更も可能で17万5000円の追加料金となっています(サービスはエコノミーと変わりません)。ホテルは4つから選べ、Aコースがアロヒラニリゾートワイキキビーチで23万8000円、Bコースがヒルトンハワイアンビレッジで22万8000円、Cコースがシェラトンプリンセスカイウラニで21万8000円、Dコースはアストンワイキキビーチホテルアラモアナホテルで19万9000円です。食事はすべて各自で別途取ることになります。
募集人員は80名で先着順。締め切りは1月31日までとなっていますが予定定員となり次第終了です。
詳細はJTB水戸支店にお問い合わせください。


2020年1月10日金曜日

茨城空港 発着枠はほぼ満杯

1月9日に茨城県知事の定例記者会見が行われ、2019年の茨城空港利用者が80万人を超える見通しであることが発表されました。
知事は合わせて、「中国からのチャーター便の就航の希望がかなり届いている」と現在運航されている青島航空の長春、福州、南京便以外にも要請があることを示唆しながら、「一方で、茨城空港のキャパシティがもうほぼ満杯になりそう」とも言及。利用者のさらなる増加について給油体制と自衛隊による発着枠制限が足かせとなっていることを表明しています。
知事は給油体制の確立に一生懸命努力しているとし、今後国・防衛省と発着枠について工夫できないか調整を進めていきたいと話しています。

防衛省との協議についてはスカイマークが就航直後に運航に支障があるとして一時撤退騒ぎとなったほか、春秋航空の増便の際にも水曜日には運航できない制約が課せられるなど以前から問題となってきました。
茨城空港が順調に利用者数を増やし、羽田・成田を補完する首都圏第3空港として注目度が増す中で、こうした制約が特に旺盛な中国のチャーター便の受け入れの障害となるようでは困ります。県には速やかに対応するよう望みます。