2016年8月28日日曜日

茨城空港 6月の利用実績

東京航空局より6月の利用概況が発表されました。
茨城空港では国内線が前年比10.2%増の3万6419人。国際線が12.5%増の1万3337人で総計も10.8%増の4万9756人となっています。
国内線は6月の最多記録を2年ぶりに更新。茨城発の時間があまり良くない為効果は限定的ですが6月も那覇直行便が運航されています。また新千歳便など既存路線の利用が着実に増えているようです。
国際線は台北線が上乗せされており、21ヶ月連続前年実績を上回る状況が続いています。ただ、8月で新規就航路線は順次撤退していくため、10月からは一転して前年を割り込むことが確実になっています。上半期でどの程度利用者を集められるかが今年度の実績に影響を与えることになります。

2016年8月26日金曜日

神戸便 12月22日に増便 運賃は6000円~

スカイマーク社が10月30日から3月25日までの冬ダイヤを発表しました。
茨城空港では那覇直行便が終了するかわり、12月22日から神戸便が現在の2往復から3往復へ増便されることが大きな変更点となります。
新千歳便は1往復を維持。茨城発が10時30分発から9時15分発に変更されます。新千歳には10時40分到着と午前中から北海道を満喫できるようになります。新千歳発は16時55分発で17時00分発の現在とほぼ変わりません。
福岡便も1往復のままです。茨城発が9時30分からさらに早くなり、8時05分と早朝の出発になります。その分福岡への到着も10時10分とこちらも九州各地へのアクセスがさらにしやすくなっています。福岡発は18時50分で現在の18時45分からあまり変わらず、旅行最終日もゆっくりすごせる茨城県民に優しい運航スケジュールです。
那覇便は直行や神戸・福岡経由と複雑だったのが再び神戸経由に統一されます。茨城発は10時20分で那覇14時35分に着きます。現行よりは遅い時間となりますが、十分午後から観光できる時間です。那覇を出発するのは16時30分で神戸経由となることで茨城到着は20時05分と大幅に時間短縮が図られます。
目玉の神戸便は茨城発が午前は10時20分発11時40分着とやや遅めの到着になります。夜は19時05分発20時25分着と今より早く出発します。神戸発は朝が8時30分発と余裕ができ、夜は18時55分と今より50分遅くなり、神戸に長くいられるようになります。全体としては神戸市内着がお昼を過ぎるのでやや使いにくくなる印象ですが、12月22日からはお昼の時間帯に茨城発14時10分、神戸発12時15分が追加されることになり、選択の幅が広がることになります。


10月30日からの茨城空港スケジュールは以下の通りです。

茨城空港発
08時05分 →10時10分 福岡
09時15分 →10時40分 新千歳
10時20分 →11時40分 神戸
10時20分 →14時35分 那覇(神戸経由)
13時20分 →15時45分 上海
14時10分 →15時30分 神戸 ※12月22日から
19時05分 →20時25分 神戸

茨城空港着
09時45分 ←08時30分 神戸
12時20分 ←08時20分 上海
13時30分 ←12時15分 神戸 ※12月22日から
18時25分 ←16時55分 新千歳
20時05分 ←16時30分 那覇(神戸経由)
20時05分 ←18時55分 神戸
20時30分 ←18時50分 福岡


また同日に1月9日までの運賃も発表となっています。
新千歳便は繁忙期を除く日に設定される最安のバーゲン45が8500円から。全日設定のいま得は9000円からとなっています。
福岡便はバーゲンが9月以降発売で未定となっており、いま得は9000円からとなっています。
那覇便はバーゲンが9000円と大変お買い得。いま得も9500円からと寒い北関東から脱出するのに今年の沖縄はおすすめです。
3往復に増便される神戸便はバーゲンが6000円で長崎と鹿児島が4500円なので鉄道と比べると破格なのですが、ちょっぴり高めに感じます。いま得も6500円からとなっています。
一部運賃を除き8月30日午前10時からチケットが一斉発売されます。

2016年8月19日金曜日

深セン便も8月21日から運航停止

中国南方航空が運航している茨城-深セン便が8月21日をもって運航停止となると報じられました。あくまでも撤退ではないとのことですが、冬ダイヤでの運航予定はなく、来年の夏での再開も未定とのことで事実上の撤退と言えそうです。
深セン便は中国からのツアー旅行者が多く、搭乗率は堅調だったようですが、運用上の理由で停止措置がとられることとなりました。
昨年から新規就航した中台路線は最大で週21往復まで増えたものの、1年もしないうちに週6往復まで減少しました。訪日客は過去最多を更新していることから需要がないわけではないのでしょうが、航空会社にすると茨城空港は悪くはないが他にもっと良さそうな空港があるといった感じに取られているようです。

一方で国内線はお盆を過ぎても好調です。茨城空港にとって開港以来蜜月関係にあるスカイマークへの支援が最も重要ではあるものの、同社が再建途上である以上路線拡大は容易ではありません。チャーター便を運航したフジドリームエアラインズや他の大手航空会社とその関連会社にもこの定着してきた国内線需要をアピールして、スカイマーク独占ではもったいないと新規就航してもらえるように働きかけてもらいたいところです。

2016年8月12日金曜日

済州島チャーター便 10月運航

韓国LCCのジンエアーによる済州島チャーター便が10月に運航されることになりました。済州島へのチャーター便は7月に引き続いて今年2回目となります。
提供座席数は185席で前回のツアー分は完売していました。今回はHISやタビックスジャパン、JTBにてツアーが催行される予定です。期日・料金は10月8日から10日の3日間でJTBのフリープランは3万9800円から。茨城県としては好調なチャーター便の実績を積み重ねることで定期便運航へつなげたい考えです。

2016年8月9日火曜日

Vエア 9月18日で茨城便の運航を停止

すでに10月以降の新規予約受付を停止していたVエアの台北-茨城便ですが、正式に9月18日を最後に運航を取りやめることが発表されました。地元メディアによるとVエアの経営状況は深刻な事態となっており、親会社のトランスアジア航空との救済合併も噂されているようです。とても期待していた路線・航空会社だっただけに残念ですがやむを得ません。すでに予約をしていた乗客へはトランスアジア航空の成田便に振り替えが行われる予定です。

今回の失敗は台湾側の需要に頼りすぎた面があります。客数自体は一定数はいたようですが、薄利多売のLCCでは到底採算が取れない状況でした。その乗客のほとんどが台湾人で、日本人はあまり利用していなかったようです。原因としては桃園空港発が午前7時と日本人旅行者が利用しづらかった点や、茨城空港の旅行者が個人旅行ではなくツアー商品を好む傾向にあったにも関わらず、茨城発のツアーを組んでいなかったことが響いたと思われます。春秋航空の上海便のように圧倒的な訪日需要があれば日本人が利用しなくても十分なのでしょうが、人口2000万人規模の台湾で多くの航空会社が運航している激戦路線では日本側からの需要も取り込まないと厳しいです。茨城から台湾に行けるという事実を北関東の顧客に認知してもらう時間もなかったように感じられます。台湾は人気の観光地だけにまたどこかの航空会社が就航してもらえればと思いますが、今回の反省点を活かせなければまた同じことのくり返しになってしまいます。

2016年8月4日木曜日

Vエア 公式サイトで茨城便の予約停止

今年3月15日に待望の初の台湾定期便を就航したVエアですが、公式サイトにて10月以降の予約が全てフライト無しとなり、実質新規予約を停止する状況となっています。
8月までは現状どおり週4往復の運航予定ですが、9月からは一部便を除いて大半の便の予約を停止。従来は10月まで予約可能でしたが、9月18日を最後にそれ以降は完全に予約受付をしていません。すでに予約している方へのアナウンスもホームページ上ではまだなされていませんし、今後どうなるのか茨城県を含めて、まだ発表はなされていません。
非常に期待の高い路線だっただけに残念ですが、茨城新聞の予約状況では一部で満席に近い状況となっている深セン便に対し、全便で空席ありとなっている台北便は採算が取れない可能性があります。減便してでも存続されることを希望しますが、打開策がないかぎり難しそうです。
一方で国内線は今週も満席の便が多数発生しており、座席が足りない状況です。今後は堅調な国内線を充実させる方に重点を移すほうが賢明かもしれません。