2015年7月23日木曜日

茨城空港ビル 免税店を強化

茨城空港ターミナルビルを運営している茨城県開発公社が新たに免税店誘致を進めることになりました。今回出店を求めるのは現在茨城県のPRブースとなっている2階。現在残っているエリアとしては一番有用な区画です。
免税店の強化は中国人観光客が増加するのに対応した措置で旅行会社からの求めによるもののようです。特に家電製品の需要が高く、すでに免税店は永山が、家電店は秋葉原デジタル家電茨城空港店がありますが、より多くの製品をより安く買い求めたい中国人観光客の求める水準には達していません。秋葉原デジタル家電店は家電の取り扱いを大幅に縮小。フレッシュジュースを販売するなど事業の見直しを迫られていますが、今回の家電を中心とする免税店の進出で更なる変化を求められることになるかもしれません。

2015年7月13日月曜日

スカイマーク 茨城-神戸便料金大幅値下げ

スカイマーク社が夏に向けて特別セールを実施することになりました。
茨城空港では神戸便が対象路線となっています。SKYサマーセールと名づけられた今回の特別運賃、発売は7月15日15時で7月21日から7月24日分と7月27日から7月31日分が1980円と非常に魅力的な価格設定となっています。
また従来の割引運賃である「いま得」も神戸便が7月21日から8月31日分で最安4900円に値下げされます。夏の繁忙期にうれしい価格設定となっており、利用低迷が続く神戸空港の活性化に寄与しそうです。

Vエア 茨城空港チャーター便就航決定

9月19日からベトナムのベトジェットによるチャーター便就航が決定している茨城空港。同期間に台湾の格安航空会社のVエアのチャーター便就航も決まりました。機材はA321で座席数は194席。
今回の旅行企画はHISが行うことになっています。ツアーは台北5日間台湾1周5日間があり、台北5日間はフリープランでホテルクラスにより4つの料金体系があります。台湾1周は台北・花蓮・高雄に宿泊。各地観光・食事付でホテルクラスで3パターンが用意されています。
料金は台北5日間が2人1室利用で10万9000円から。台湾1周5日間が13万9000円からとなっています。

Vエアはタイに定期便を飛ばしているものの、日本へは初就航となります。
昨年10月にも採り上げましたが、親会社であるトランスアジア航空は成田空港へすでに就航しており、Vエアは同じ系列会社間での競合をさけることも検討しています。日本では中部空港などへ今年の冬ダイヤで定期便の運航を開始するようで、関西空港や福岡空港も候補となっていますが、首都圏での就航地はまだ決定していません。成田空港を避けるのであれば茨城空港が最有力となりそうですが、まずはチャーター便で感触を試してみようということなのかもしれません。

2015年7月11日土曜日

茨城空港 6月の国内線搭乗実績

スカイマーク社が6月の搭乗実績を公表しました。
全体の搭乗率は69.0%と6月としてはまずまずだったものの、搭乗者数は提供座席減少の影響で前年比24.2%減と不振でした。
路線別では幹線の羽田空港が那覇便や福岡便で搭乗者数が伸び、神戸便も搭乗率は低いながらも実績で19.6%増と健闘しました。
一方で神戸空港は全体に勢いがなく、長崎便と茨城便を除いて搭乗者数が2ケタ減と退潮傾向が続いています。特に神戸-米子や神戸-鹿児島が搭乗率で苦戦しています。
それ以外の空港はほぼ5割から7割の搭乗率。減便している中部-新千歳は搭乗率87.0%と1日1往復なのがもったいないほどの高さを維持していました。

茨城空港関連では主力の神戸便が前年比2.3%減の1万0613人で搭乗率は54.5%。神戸空港が全般的に苦戦を強いられている中では利用者数は減ったものの、搭乗率は3.4%改善。なんとか踏ん張っている状況です。
6月から繁忙期に入っている新千歳便は前年比6.2%減の1万2799人で搭乗率は69.5%でした。減便の影響で搭乗者数は減少しましたが搭乗率は7割目前。スカイマークの平均を上回る好実績でした。このあたりは目論見通りといったところでしょうか。
対照的なのが福岡便で搭乗者数は4.2%増の9533人で52.8%。減便をものともせず利用者数は増加、徐々に定着してきていることがうかがわれます。ただ、搭乗率は思ったほどではなく全路線中4番目に悪い数字でした。梅雨で九州地方の天候が大荒れだったこともマイナスだったのでしょうが路線維持のためにはもう一伸び必要になりそうです。