2023年10月31日火曜日

茨城空港 着陸制限緩和

10月29日から茨城空港の着陸制限が緩和され、これまで1時間につき1回のみ認められていた着陸が2回以上可能となりました(NHK)。今回の緩和措置によって空港カウンターや待合室の混雑など運用上支障が出ない範囲で同じ時間帯に着陸できるようになり、チャーター便の誘致や定期便の増便がしやすくなるメリットがあります。
茨城県は年度内に検討会を立ち上げて、来年度新たなルールの下での活用方法や空港設備の整備などについて議論を進めていく方針です。

茨城空港 9月の搭乗実績

東京航空局により2023年9月の利用概況が発表されました。
茨城空港の国内線の利用者は5万9974人で前年比27.5%増。6万人にはわずかに届きませんでしたが9月としては2019年に次いで2番目に多い実績となっています。国際線の利用者は5542人と低迷しています。国内線と国際線合わせた利用者数は6万5516人で前年比39.3%増となり、9月では2018年9月の実績を上回り2番目に多くなっています。
10月からは春秋航空の上海便が減便となり、冬ダイヤからは再び運休となることから国際線の利用者は2千人程度に減少することが予想されます。

2023年10月24日火曜日

福州便 10月24日から運休に

10月19日に茨城空港に就航した四川航空の福州便が21日の便を最後に運航を休止することが発表されました(茨城新聞)。実際に運航されたのは19日と21日の計2往復のみとなりました。今回のチャーター便が四川航空の日本初就航でしたが第1便は福州発で25%、茨城発は10%の搭乗率と極端に悪い集客状況で、今後も需要が見込めないことから旅行会社の不夜城国際旅行社から24日以降は運休とすることが伝えられた模様です。
需要回復が見込まれた段階で運航を再開したいとのことで、年末年始や旧正月の需要に期待したいとのことですが、福島第一原発の海洋放出問題がいつ落ち着くのか見通せず、状況は厳しいと見られます。すでに春秋航空は茨城空港の上海便を3月まで運休すると決めているほか、高松-上海も年内の運休、佐賀-上海も減便と中国の団体旅行の需要は低迷しており、回復まで時間がかかりそうな様相です。
茨城空港では過去にも春秋航空の成都-揚州-茨城便が機材繰りの都合により就航直後短期間で運休になったことがあります。

2023年10月21日土曜日

タイガーエア台湾定期便就航5周年記念イベント

タイガーエア台湾の台北便就航5周年を記念して2023年10月29日にイベントが開催されます。開催時間は10時から16時。場所は茨城空港ターミナルビル。
イベントでは台湾のグルメや雑貨の物産展、観光PR、小美玉市のマスコットおみたんとの記念撮影、往復チケットなどが当たる抽選会が実施されます。
抽選会に参加するには抽選補助券2枚もしくはアプリポイント500Pが必要になります。抽選補助券は茨城空港ビル内のテナントで500円以上買うと1枚もらえます。配布期間は10月22日から29日までです。

茨城空港免税店事業者が倒産

茨城空港の免税店を運営する「永山」が自己破産申請を行なったことが20日発表されました(茨城新聞)。すでに子会社のイエスマートが運営する「AIRPORT PLAZA」は閉鎖されていましたが、国際線待合室にある免税店も営業休止になります(茨城空港HP)。
もともと茨城空港ターミナルビルはショップ数が少ないのが特徴でしたが、ここ数年で退店が相次いでおり寂しい状況になっています。ビルを運営する茨城県開発公社には新たな店舗の公募を実施してもらいたいところです。

2023年10月19日木曜日

成都航空 福州連続チャーター便就航の様子

2023年10月19日、茨城空港に成都航空の福州連続チャーター便が就航しました。福州便は2020年2月まで青島航空が連続チャーター便を運航していましたが現在は運休中となっています。なお成都航空が日本の空港へ就航するのは今回が初とのこと。春秋航空やVエアなども日本初就航地は茨城空港でした。


日本初就航の成都航空機


就航当日空港内の様子


ささやかなセレモニーも催されました

タイガーエア台湾の台北便が遅れたためスカイマークの那覇到着便と3機が並びました。

このほか茨城空港ターミナルではAIRPORT PLAZAが完全に閉鎖され、跡地は休憩スペースになっていました。徐々に旅客者数も元に戻ってきているので寂しいガチャコーナーも含めて、新規出店があればと思います。

ホームページ上ではまだAIRPORT PLAZAが確認できます

2023年10月17日火曜日

茨城空港 8月の搭乗実績

遅くなりましたが2023年8月の搭乗実績についてです。
最大の需要期に当たる8月ですが今年は茨城空港も大変賑わいました。国内線は2019年8月の利用者数6万7807人に次ぐ開港以来2番目となる6万6714人を記録(前年比16.3%増)。国際線は春秋航空の上海便が週4往復で運航再開したことで前月から大幅増の7839人となりました。
国際線と国内線合わせた利用者数は7万4553人で、前年比30.0%増。利用者が7万人を超えるのは2019年11月以来で2018年8月をわずかに上回り、過去2番目に多い数字です。
このままの調子を維持できれば2023年度の実績は2019年度の77万6千人に匹敵する可能性がありますが、10月からの冬ダイヤでは福島第一原発の海洋放水の影響で中国からの観光客が見込めないため春秋航空が全便運休を決めており、大きく失速する恐れもあります。