2014年7月31日木曜日

茨城空港にセブン銀行ATM開設

茨城空港のATMコーナーに新たにセブン銀行のATMが開設されました。
今までは県内の2銀行(常陽銀行と筑波銀行)のATMのみが設置されており、首都圏近郊の銀行ではATM相互開放により無料で使える時間帯もありましたが、他の地域の金融機関のキャッシュカードは使いにくい面がありました。セブン銀行のATMが設置されたことで、引き出し手数料無料の金融機関も増えて利便性が向上します。
最大のメリットは銀れんカードを使えるようになること。今までは日本円を事前に準備するか、中国元などを空港設置の両替機で両替しなければいけませんでしたが、気軽に銀れんカードでキャッシングすることが可能になります。もちろん、VISAやMasterなどの国際クレジットカードでのキャッシングもできるようになり、国際線利用の外国人の方にとっては今までの不便さが解消されそうです。

新設されたセブン銀行ATMはATMコーナー脇にあります。両替機も移動しました。

空のえき「そ・ら・ら」オープン

茨城空港前交差点に隣接する敷地に本日、空のえき「そ・ら・ら」がオープンしました。
建設資材不足により当初予定より3ヶ月ほど遅れましたが、夏休み時期での開業ということもあって、当日は大盛況。駐車場は満車となり混乱する場面も見受けられました。開業記念品も即刻なくなり、特産品店やレストランも大混雑。地元産業振興に向けて期待の高さが伺われました。
立地的には茨城空港にも近いため、茨城空港に来た来場者が「そ・ら・ら」にも訪れる可能性が高いと思われます。

 オープニングセレモニーも開催されました。

8の字の開放感ある建物です。

8月3日まではいろいろなイベントが開かれます。

2014年7月30日水曜日

スカイマークに多額の損害賠償金発生

茨城空港の国内路線を独占しているスカイマーク社が多額の損害賠償金を請求される事態が発生しました。
事の発端はエアバス社より購入する予定だった超大型機6機の契約。購入発表時から資金に対する懸念が出ていましたが、手持ち資金と毎年出る利益で買えると説明していました。しかし、直後から円安と燃油費が高騰したことで環境が悪化。前期は赤字転落し、手持ち資金の枯渇により、前払金が払えなくなったようです。
エアバス社は契約違反として契約を解除し、損害賠償請求する予定で、すでに払っていた265億円は返還されず損失となり、710億円もの賠償金が新たに発生する見込みです。
スカイマーク社にとっては機材を1機も手にできない上、3機分にあたる金額を支払わなければならない厳しい内容。
社長はどんなに会社が小さくなっても自主独立を貫く姿勢で、現在ある国内線も収益力のある羽田路線を中心にし、地方の採算がとれない路線からは撤退しそうです。茨城空港にとっても大きな影響が出そうな事態で、今後のエアバス社とスカイマーク社との交渉に注視していかなければいけません。

茨城空港に駐機中のスカイマーク機。この日も新千歳便は満席でした。

2014年7月10日木曜日

茨城空港 6月の国内線搭乗実績

スカイマーク社より6月の国内線搭乗実績が公表されました。
スカイマーク全路線では搭乗者数が8.3%増。搭乗率はほぼ前年並みの結果でした。路線別では米子路線の改善が見られ、成田空港も路線数の絞り込みが功を奏しているようです。一方、幹線の羽田空港と神戸空港は伸びが見られずやや苦戦気味です。

6月は毎年利用者が減少する茨城空港関連では今月も神戸便が好調。6月としては過去最高の1万0864人で前年比4.1%増。搭乗率も51.1%で4年ぶりに5割を超えました。昨年の7月以降低迷が続いていた新千歳便も1万3641人で前年比1.0%減と減少に歯止めがかかってきました。7月からは前年が1日1往復運航だったため、大幅な利用増が望めそうです。
反面、冴えないのが、新規就航の2路線。中部便は時間帯の都合上やむを得ないのですが、搭乗者数が1399人の13.4%と極端に低く、全路線ダントツの最下位となっています。長い目で見たいと再就航時には話していましたが、その後は見直しも検討しているとの報道もあり、このままでは再度運休となってしまいそうです。那覇経由便でどこまで利用者を取り込めるか7月に注目です。
福岡便も伸び悩みが顕著です。実績9150人で搭乗率は43.1%とこちらも全路線で3番目に低い搭乗率です。福岡便は仙台空港でもそれほど高い搭乗実績を残していないため、需要そのものが微妙なのかもしれません。しかし、茨城空港では新千歳、神戸と並ぶ主要路線のため大事に育てていかなければいけない路線でもあります。