2022年8月31日水曜日

茨城空港 7月の搭乗実績

東京航空局より2022年7月の利用概況が発表されました。

茨城空港の利用者数は国内線のみで4万7963人と新型肺炎の影響が出始めた2020年3月以降では2021年11月の4万5645人を抜いて最多となりました。7月単月として最多だった2019年7月と比べると87%ほどまで回復してきています。
ただ、オミクロン株の感染者が7月は爆発的に増加。深刻な被害を出した第6波を大きく上回る感染状況に見舞われました。第7波に突入して医療崩壊が起きる中でも政府は従来のような行動制限をかけなかったことから感染症対策が疎かになり、連日多くの死者を出す事態につながりました。7月の航空需要の回復はこうした犠牲の上での数字で成り立っています。
8月は更に感染者が増え、死者は1日300人を超えるまでになりました。9月以降一旦は感染状況が改善すると思われますが、これまでの経験から年末の帰省や街への人出が増える12月から1月には再び危機的状況が来ると警戒しておかなければなりません。

2022年8月25日木曜日

10月30日からの運航スケジュール

 スカイマークが10月30日からの運航ダイヤを発表しました。

茨城空港については神戸便1日3往復、新千歳便1日2往復、福岡便1日1往復、那覇便1日1往復が維持されることになりました。チケットの販売は8月30日午前7時からの予定です。

<新千歳便>(6500円~)
 茨城空港 新千歳空港
09時40分11時00分
17時40分19時05分

新千歳空港  茨城空港
09時00分10時30分
17時30分19時00分


<神戸便>(6500円~)
 茨城空港  神戸空港
08時35分09時55分
15時35分16時55分
19時40分21時00分

 神戸空港  茨城空港
07時55分09時05分
13時50分15時00分
19時25分20時30分


<福岡便>(7700円~)
 茨城空港  福岡空港
07時35分09時40分

 福岡空港  茨城空港
18時35分20時05分


<那覇便>(6500円~)
 茨城空港  那覇空港
11時10分14時25分

 那覇空港  茨城空港
14時30分17時00分


乗継便
<下地島便>(1万2500円~)
 茨城空港     神戸空港     下地島空港
08時35分09時55分~10時40分13時20分

下地島空港     那覇空港      茨城空港
12時45分13時30分~14時30分17時00分


<新千歳-那覇便>(1万5000円~)
新千歳空港     茨城空港      那覇空港
09時00分10時30分~11時10分14時25分

 那覇空港     茨城空港     新千歳空港
14時30分17時00分~17時40分19時05分

2022年8月4日木曜日

茨城交通 路線バスでVisaタッチ&QRコード決済導入

茨城県央、県北地域が地盤のバス会社茨城交通が23年12月に路線バスにおけるVisaのタッチ決済とQRコード決済の導入を発表しました。茨城交通は国内のバス路線で初めてVisaのタッチ決済を導入したことで知られています。
2023年12月ごろ いばっピに加えてVisaのタッチ決済も利用可能に。

茨城交通では現状、交通系ICカードの相互利用に参加しておらず、日立電鉄バスとの統合後も独自のICカードいばっピと、でんてつハイカードの2つのカードが並存して相互利用できないなど不便が生じていました。今回の新システム導入にあわせて同社のICカードもいばっピに統一し、地域内に居住する方には常時10%以上割引運賃が適用されるいばっピを、海外や県外の利用者にはタッチ決済やQRコード決済を利用してもらえるようになります。
タッチ決済で利用できるカードはVisaのタッチ決済対応のクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードで、QRコード決済はPayPay、メルペイ、LINEPay、d払い、auPAYを予定。同社の高速バスで利用可能な楽天Payは現時点で対象に入っていません。
なお、Visaのタッチ決済を利用した場合には利用実績に応じた割引運賃適用も検討中とのことです。

新システム導入で普段同社を利用しない人にとって利用しやすくなるのは間違いありません。ただ、同社を含むみちのりグループでは足並みがそろっていません。栃木県の関東自動車、岩手県の岩手県北自動車はそれぞれ、Suicaの地域連携ICカードを導入。PASMOなどの公共交通ICカードも利用できるもののVisaのタッチ決済やQRコード決済はできません。福島交通では独自ICカードのみ使用可能となっています。残念ながら茨城交通ではこれらのICカードは2023年以降も利用することができません。また、関東鉄道が導入しているPASMOも利用できないため県内のバスは運行会社によって決済方法を変える必要があります。
日立電鉄との統合時には交通系ICカードの片利用もしくは相互利用についても検討しているとの報道がありましたが、今回は見送りとなり、より広範な利用が見込めるVisaのタッチ決済を選択したことになります。
タッチ決済の交通機関での利用はみちのりホールディングス以外では南海電鉄や西日本鉄道、JR西日本で実証実験が行なわれ、沖縄県の観光路線バスで導入されるなど広がりを見せています(日経クロストレンド記事)。今回の茨城交通の路線バスでの大規模な採用で利用者の増加が検証されれば導入企業が増え、各地域でバラバラな交通系ICカードを中心とした日本の公共交通の決済方法が大きく変わるきっかけになるかもしれません。

2022年8月2日火曜日

茨城空港 6月の搭乗実績

東京航空局より2022年6月の利用概況が発表されました。
6月は新型肺炎の第6波が徐々に収束に向かい、感染者数が1月以降では最も少ない状況が続きました。この感染状況の好転で、2年連続厳しい旅客数だった茨城空港でも6月としては久しぶりに活況を取り戻し、国内線は前年比360.9%増の3万9879人と4万人近い利用者を記録しました。ピークだった2019年6月と比較すると7割強まで戻した形です。国際線の再開は見通せないため合計利用者数は2013年ほどにとどまっていますが健闘しているといえそうです。
ただ、7月に入ってからは状況が一変しています。第7波に突入したことで日本全体がかつてない感染拡大局面に陥っています。世界でも最も感染者が多いことが確認され、より一層の危機感を持つ必要に迫られています。政府は静観も構えですが、連日100人前後の死者が発表されており、病床の逼迫も深刻化してきています。行動制限のない観光シーズンの到来で観光地や商業施設はどこも混雑しています。基本的な感染症対策を十分に講じた上で混雑時には無理せず時間をずらすなど自分の身を守ることを心がけてください。