2012年7月31日火曜日

永山 茨城空港に新店舗

現在、国際線の免税店を運営している永山が茨城空港に新店舗を出店する計画を発表しました。
新店舗は国際線出口横に設けられるようで、春秋航空の上海便利用者を主な顧客と想定しています。扱う商品は家電製品で、中国人旅行者に人気のデジカメや炊飯器、シェーバーなど十数品目。開業予定は8月3日です。
春秋航空は現在週6往復運航ですが、国や県に増便の許可を求めていて、今後さらに中国人旅行者が増える可能性が高いです。日本人旅行者にはあまりメリットはなさそうですが、テナントが増えることでターミナルビルの収入が増えることは喜ばしいです。

2012年7月29日日曜日

春秋航空 増便に意欲

茨城空港就航から2周年を迎えた春秋航空が増便に意欲を示しているようです。
春秋航空の幹部からは地方路線の利便性向上を目指して早期に増便をしたいとして、現在の週6往復からの増便を検討しているコメントがでています。唯一運航されていない水曜日にも運航をするのか、1日の便数を増やすのか茨城県と今後協議していきたいとのこと。場合によっては茨城-上海間を1日2往復する日が出てくるかもしれません。

2012年7月26日木曜日

那覇便の売れ行き

9月30日までの季節運航となっている茨城-那覇便ですが、PR活動のおかげかチケットの売れ行きが少しずつ良くなってきているようです。8月下旬からスカイマークの大幅値下げが始まる影響もありそうです。

8月下旬の予約状況を見てみると、1番人気が午後の新千歳→茨城便で、すべての日でweb割3までが完売、うち2日間は全席完売となっています。2番人気が午前中の茨城→新千歳便で、web割3が残っている日が1日ある以外はすべてweb割1か普通運賃のみとなっています。逆に1番苦戦しているのが午前の神戸→茨城便で半数の日でweb割21が残っている状況です。
全体としては新千歳便が最も人気でweb割21は全便で完売、web割1か普通運賃しか残っていない便が半数を超えています。那覇便も健闘していて、web割21は完売、次に安いweb割7も茨城→那覇便の2便分しか残っていません。この数字は新千歳便よりもすばらしい成績です。ただ、割引運賃がすべて完売している日は神戸便より少なく、ほとんどの便でweb割3かweb割1が残っています。トータルでみると新千歳便には及ばないようです。一方、神戸便は苦しく、全体の25%の便で最安運賃のweb割21が残っています。

9月1日からは月曜日から木曜日のweb割21で5800円の格安運賃が登場します。
予約状況はさすがに夏休みの8月より落ちるものの、相変わらず午後の新千歳→茨城便が1番人気で、web割21とweb割7が完売。web割5も残り3日間しかなく、全席完売の日も1日あります。午前の茨城→新千歳便も人気が集中していてweb割21とweb割7がやはり完売となっています。
路線全体で見ると、9月に入っても新千歳便の人気は絶大で、web割21は3便しか残っていません。3割近くの便でweb割1か普通運賃のみとなっています。
那覇便はweb割21が残っている便が38%で神戸便より少なく、普通運賃しか残っていない便も6%と神戸便を上回っていて、僅差で神戸便より良さそうな雰囲気です。
神戸便はweb割7の設定がないため、単純比較はできませんが、web割21が全体の41%の便で残っており、次に安いweb割5まで残っている便が90%を占めています。午後の茨城→神戸便では96%がweb割21かweb割5が残っている状況で、今後運航日直前での需要に期待したいところです。

2012年7月17日火曜日

茨城空港利用促進キャンペーン

7月1日から那覇便の運航がはじまった茨城空港で利用促進キャンペーンが行われています。
キャンペーンは那覇便就航記念キャンペーンと利用促進キャンペーンの2つがあり、那覇便記念は7月1日から9月30日までに那覇便を利用した人に片道1ポイント、往復で2ポイントがつき、2ポイントを1口として抽選で新千歳便のペア往復航空券や茨城県農作物などが当たるというもの。
利用促進キャンペーンは7月1日から来年1月31日までが期間で、茨城空港発着の全便が対象。合計4ポイントを1口として抽選で新千歳便または神戸便のペア往復航空券や上海便のペア往復航空券などが当たります。

また、茨城空港から那覇便を利用すると、ちんすこう6個が無料でもらえたり、レンタカー初日が2633円で利用可能となるサービスも行われています。詳しくは茨城空港のHPにて確認してください。

7月17日に茨城空港を訪れてみましたが、一番はやはり上海便が大盛況です。中国人の利用者が多いですが、日本人もかなり利用しています。
新千歳便も大人気で午前の茨城空港発は平日でも75%以上の搭乗率を記録していて、到着時間は空港内が利用者でにぎわっています。神戸便は午前の便で茨城着が3割、茨城発が4割ほどで休日の実績を考えるとだいたい50%前後の利用がありそうです。那覇便はかなり厳しい搭乗実績となりそうで、到着便は神戸便とほぼ同じくらいでしたが出発便は搭乗開始からわずか5分で乗客が全員乗り込めてしまうほどでした。新千歳や神戸と異なり、観光目的が主だと思われるので休日はもっと利用者がいると思いますが、まだまだ利用者へのPRが必要だと思いました。
そうした中、県もいろいろなキャンペーンを試みているようで、今後はこうした努力が実ることを期待したいです。

2012年7月16日月曜日

春秋航空 茨城空港を国内第2の拠点に?

茨城新聞にて春秋航空定期便就航に関する特集記事が掲載されています。
記事では成田空港がLCCを積極的に受け入れている状況で、茨城空港はまだ航空会社にも利用客にも十分優位性が認知されていないとしています。
春秋航空も2013年には日本の合弁会社を立ち上げて、日本国内線に参入する意向ですが、拠点空港は自衛隊との共用空港である茨城は利便性で劣るとして成田空港を選ぶようです。成田空港を日本の拠点として中国各地へも路線を拡大する予定で、成田空港と競合する茨城空港にとっては残念なニュースです。
ただ、日本国内線が支持を得られて増便するようになれば茨城を第2の拠点空港にしたいともあり、今後春秋航空による茨城国内線の可能性も十分にありえる様子です。
一方、日経新聞ではジェットスターが成田空港の滑走路から離陸するまで1時間もかかり、その影響で初日から欠航が出たことから、混雑する成田空港は折り返し時間をできる限り短くしたいLCCにとっては不便な空港と評しています。茨城空港では離陸までの時間が極めて短いので、着陸料の安さに加えて、こういった格安航空会社にとっての使い勝手のよさも成田空港との差別化には有効なのではないかと思います。

2012年7月10日火曜日

茨城空港 6月の国内線搭乗率

スカイマーク社より6月の搭乗実績が公表されました。
同社全体では相変わらず低迷していて、搭乗率は61.9%となっています。特に、落ち込みが目立つのが羽田空港の幹線路線で、福岡便が前年の93.6%が82.0%、神戸便が87.3%から78.7%に、新千歳便が86.9%から81.7%に、那覇便が90.3%から79.1%にそれぞれ減少しています。西日本の拠点空港である神戸空港も苦戦しており、茨城便を除くすべての便で搭乗率が前年割れとなっています。
ほか成田-神戸23.1%、神戸-熊本29.7%、成田-旭川35.6%、成田-那覇36.8%、那覇-宮古39.3%、成田-福岡40.4%、成田-新千歳42.0%がかなり厳しい状況です。

茨城空港関連では、例年6月は落ち込みが激しい月ですが今年はかなり善戦しました。
神戸便が47.5%と前年の43.3%から増加。神戸空港発着路線では唯一前年を上回る搭乗率を記録しました。搭乗者数は9914人で前年比115.7%増となりました。
新千歳便も好調で、前年45.7%から64.0%と大幅増加。搭乗者は1万3594人で前年比40%増です。
スカイマーク社としてはA380調達のために運賃の値上げが続き、各路線とも苦戦しているようですが、茨城空港は安定的に利用者を確保できている気がします。来月は那覇便が加わり実績がどうなるのか気になりますが、継続して運航をしていけば茨城空港は黒字化できるだけの需要があると思います。

2012年7月9日月曜日

9月の那覇便 料金比較


9月から茨城空港発着の国内線すべての便で片道5800円~の超特価チケットが販売されています。特に7月から就航した那覇便は類を見ない安さが際立っていますが、まだまだ売れ行きがよくありません。実際、格安とされている成田発着のLCCとスカイマークの那覇便を比較してみました(7月8日深夜時点、茨城発着時間と近い便にて比較)。赤数字は1万円以下の運賃。下線は比較最安値運賃です。


9月1日
茨城→那覇:9800円(スカイマーク)
成田→那覇:1万2000円(スカイマーク)
成田→那覇:1万1990円(ジェットスター)
成田→那覇:1万1480円(エアアジア)

那覇→茨城:9800円(スカイマーク)
那覇→成田:1万2000円(スカイマーク)
那覇→成田:1万4990円(ジェットスター)
那覇→成田:1万4680円(エアアジア)

9月2日
茨城→那覇:1万2800円(スカイマーク
成田→那覇:1万2000円(スカイマーク)
成田→那覇:1万6990円(ジェットスター)
成田→那覇:1万1480円(エアアジア)

那覇→茨城:9800円(スカイマーク)
那覇→成田:1万5000円(スカイマーク)
那覇→成田:1万6990円(ジェットスター)
那覇→成田:1万4680円(エアアジア)

9月3日
茨城→那覇:9800円(スカイマーク
成田→那覇:1万2000円(スカイマーク)
成田→那覇:1万4990円(ジェットスター)
成田→那覇:9870円(エアアジア)

那覇→茨城:800円(スカイマーク)
那覇→成田:1万2000円(スカイマーク)
那覇→成田:1万0990円(ジェットスター)
那覇→成田:1万1480円(エアアジア)

9月4日
茨城→那覇:800円(スカイマーク
成田→那覇:9800円(スカイマーク)
成田→那覇:1万4990円(ジェットスター)
成田→那覇:9870円(エアアジア

那覇→茨城:800円(スカイマーク)
那覇→成田:1万2000円(スカイマーク)
那覇→成田:1万0990円(ジェットスター)
那覇→成田:9870円(エアアジア)

9月5日
茨城→那覇:800円(スカイマーク
成田→那覇:9800円(スカイマーク)
成田→那覇:1万1990円(ジェットスター)
成田→那覇:9870円(エアアジア

那覇→茨城:800円(スカイマーク)
那覇→成田:9800円(スカイマーク)
那覇→成田:1万0990円(ジェットスター)
那覇→成田:9870円(エアアジア)

9月6日
茨城→那覇:800円(スカイマーク
成田→那覇:1万2000円(スカイマーク)
成田→那覇:1万0990円(ジェットスター)
成田→那覇:8280円(エアアジア

那覇→茨城:800円(スカイマーク)
那覇→成田:1万2000円(スカイマーク)
那覇→成田:1万0990円(ジェットスター)
那覇→成田:9870円(エアアジア)

9月7日
茨城→那覇:9800円(スカイマーク
成田→那覇:1万2000円(スカイマーク)
成田→那覇:1万4990円(ジェットスター)
成田→那覇:9870円(エアアジア

那覇→茨城:9800円(スカイマーク)
那覇→成田:1万2000円(スカイマーク)
那覇→成田:1万0990円(ジェットスター)
那覇→成田:8280円(エアアジア)

9月8日
茨城→那覇:9800円(スカイマーク
成田→那覇:1万2000円(スカイマーク)
成田→那覇:1万1990円(ジェットスター)
成田→那覇:9870円(エアアジア

那覇→茨城:9800円(スカイマーク)
那覇→成田:1万2000円(スカイマーク)
那覇→成田:1万0990円(ジェットスター)
那覇→成田:9870円(エアアジア)

検証してみると、月曜日から木曜日までは茨城空港で5800円チケットが発売されており、まだ残っている日が多いためダントツでお得となっています。
また、金土日でも一部でエアアジアより若干高い日があるものの、ほとんどの便で最安運賃となっています。エアアジアと比べて高い日でも、エアアジアは支払い手数料が別途かかるほか、スカイマークでは無料の手荷物や座席指定も有料なため実運賃では茨城空港を利用したほうが安くなる可能性が高いです。関東在住の方で、9月に沖縄へ行かれる方はぜひ5800円から行ける茨城空港を最有力候補で考えてほしいです。

ジンエアー 8月チャーター便

9月に済州島へのチャーター便が企画されているジンエアーですが、8月にも済州島へのツアーが行われるそうです。企画会社は5月にも済州島旅行を主催した読売旅行社で、8月24日から2泊3日の予定です。価格は8万8800円から。
今年に入ってジンエアーのチャーター便はこれで3回目となります。韓国は気軽にいける海外旅行先として人気ですので、好評ならば今後もチャーター便が運航されるかもしれません。