2014年11月28日金曜日

福岡空港・米子空港利用者キャンペーン

知名度向上が求められている茨城空港の福岡便で利用者向けの新たなキャンペーンが実施されます。
茨城空港からはマイエアポートクラブ会員限定で往復利用者に福岡県での食事券を、福岡空港からは往復利用で茨城県での食事券もしくは特産品がもらえます。期間は12月から3月20日までです。

また米子空港では就航路線利用者に向けてキャッシュバックキャンペーンを実施。茨城空港も対象で、1グループ4人以上で鳥取県内に1泊以上した方は往復で5000円、片道で2500円キャッシュバックが受けられます。羽田空港利用者を含む先着3000人限定ですが、山陰方面へ家族で旅行される方にはお得になっています。期間は3月8日までです。

2014年11月16日日曜日

福岡便体験4 下関・小倉

門司港駅から2つ目の駅である門司駅で乗り換え、下関市へと向かいます。当初は行く予定はなかったのですが、調べてみると意外と時間がかからないことが判ったので寄り道してみました。
関門トンネルを通った先の下関市はイスタンブル市と姉妹都市となっています。実際、関門海峡とボスポラス海峡の景色は良く似ているようです。
また無学なため、高崎山が大分市にあるのと同様、巌流島が下関市にあることも今回の旅行で初めて知りました。
下関市にある「海峡ゆめタワー」。

展望台からは下関市内を一望できます。

関門橋と第1ボスポラス橋。姉妹都市の景観はよく似ています。

 宮本武蔵の「巌流島」。当時はもっと小さかったそうです。

下関市から再び関門トンネルを経て、北九州市小倉へ。小倉城は現在改修中。門司港駅もそうですが、なぜか旅行が改修期間に当たることが多く、これまでも姫路城や名古屋城が一部改修で見られないことがありました。ただ、今回は外観は見られるので特に問題ありませんでした。
小倉といえば森鷗外ゆかりの地ですが、同じく文学者として忘れてはいけないのが松本清張生誕の地ということ(一説には本籍地とも)。小倉城のすぐ隣には松本清張記念館が建てられています。『砂の器』『点と線』『ゼロの焦点』など社会派推理小説作家として知られる松本清張ですが、処女作『西郷札』、芥川賞受賞作『或る「小倉日記」伝」など時代小説や現代小説も高い評価を得ています。また、邪馬台国についても九州説に基づいた独自の考察を行っており、昭和史の闇にも切り込んだ作品を残しています。
小倉城と小倉城庭園、松本清張記念館は共通券を買うのがお得です。
趣きある「小倉城」と「小倉城庭園」。

「松本清張記念館」には愛用品や自宅が再現されています。

小倉駅からは福岡空港行きの高速バスが運行されています。高速バスというので茨城交通や関東鉄道が運行しているようなバスを想像していたのですが、外見が路線バスそのものだったので驚きました。
小倉から福岡空港へはおよそ1時間20分ほど。茨城空港へは1日2往復、夕方の便は17時50分発なので午後もゆっくり観光していられます。この日の便も行きの便同様の盛況ぶりで160人ほどが搭乗していました。しかも、スカイマークの羽田便の10分後ということでそちらの搭乗手続きがスムーズに行かないと茨城便にも影響が出てしまうようで注意が必要です。

福岡便体験3 門司港

門司港へ泊まったのは博多など福岡市に比べてホテル代が安かったのと、大分へ向かうのに東に位置する北九州市の方が利便性が良かったこと、そして関門海峡に面した立地に惹かれたからでした。
しかし、門司港という街自体が大正時代の雰囲気を再現し、神戸や函館などのような一大観光地であるということを知りませんでした。「門司港レトロ」という文字を見ても、なんのことなのか判然としなかったのですが(門司港駅が修復中のためレトロ方面が遮断されて、駅構内から全く見えなかったためです)、門司港駅の駅員さんたちの制服を見て理解できました。
そこで予定を変更して、壇ノ浦に面した和布刈公園を早々に切り上げて門司港レトロを周回してみました。個人的には神戸や函館よりも好きな雰囲気でした。観光の目玉である重要文化財の門司港駅が改修中で平成30年まで見られないのは残念ですが、はるばる茨城からでも是非また来てみたいと思えるような素敵な場所です。
 和布刈から見た壇ノ浦。

駅を出てすぐ目につく「旧門司三井倶楽部」。

親水広場をはさんで建つ「旧門司税関」。

駅からほど近い「北九州市旧大阪商船」

 門司港駅は修復工事中です。

門司港駅の工事の様子は一部ですが眺めることが可能です。
そして衝撃を受けたのがこちらの制服。明治大正期の服装は現代から見ても非常に洗練されていて憧れます。実際、写真撮影をされる方も多いようで、自分もあまりに素晴らしかったので写真を撮らせていただきました。
お忙しい中でしたが、「ここでいいですか?」と態々撮影のために改札室から出てきてくださりそうなほど、快くモデルを引き受けてくださいました。JR九州の職員の方は皆さんとても親切で、おかげで快適な旅行を楽しめました。ありがとうございます。
門司港駅は制服も独自。全駅で採用して欲しいくらいのかっこよさです。

名残惜しいのですが、時間の都合もあり門司港から去りました。

福岡便体験2 別府・大分

翌日は大分県別府市へ。さすがに福岡からは遠く、普通列車では片道3時間以上もかかりました。
別府温泉など温泉で知られる別府市は三方を山に囲まれ、東側は別府湾の海が迫る平地が多い茨城ではあまり見かけない光景が印象的です。
特に大きな山が南側にあるのですが、この山が高崎山とのこと。不勉強で申し訳ないのですが、ここで初めて猿で有名な高崎山が別府市と大分市にあることを知りました。ということで温泉に入りがてら当初予定していなかった高崎山へも足を伸ばしてみます。
別府市のシンボル「別府タワー」。

 山が別府湾へせり出して市街地を囲っています。

大分市高崎山自然動物園の猿。別府市と大分市は驚くほど近いです。

温泉を満喫し、日が暮れてから再び日豊本線を戻って北九州市へ3時間以上かけて帰りました。宿泊地は前日と同じく門司港です。
夜の門司港は対岸の下関市の観覧車がきれいに見えます。

福岡便体験1 大宰府・吉野ヶ里

4月に就航してから半年ほど経ってしまいましたが、福岡便を初めて利用してみました。
10月からは夜間駐機も行われるようになってますます便利な時間帯での運航となった福岡便。秋の行楽シーズンということもあって、午前中の茨城発の便はツアー客やビジネス客で150人以上が乗っていました。

福岡空港は非常に混雑している空港ですが、市街地に近く、地下鉄が直接乗り入れているので便利です。福岡市を素通りして、最初に向かったのは大宰府市。大宰府天満宮には外国人観光客も大勢訪れていました。
太宰府天満宮はちょうど七五三の時期でした。

 天満宮から至近にある光明禅寺は石庭が有名です。

大宰府線の観光列車は大伴旅人にちなんだ「旅人号」。

慌しく大宰府を離れ、向かったのは佐賀県吉野ヶ里町。歴史の教科書にも載っている弥生時代の大規模な遺跡。邪馬台国と吉野ヶ里との関係性は否定されているようですが、いまだに邪馬台国の位置については謎のままです。
日が暮れてきたので佐賀県吉野ヶ里町を後にして宿泊地の北九州市へ向かいました。
 歴史を間近に感じられる広大な遺跡群。

2014年11月10日月曜日

茨城空港 10月の国内線搭乗実績

スカイマーク社が10月の搭乗実績を公表しました。
全路線では引き続き提供座席数の増加効果があり搭乗者数は増加しています。搭乗率も不採算路線の見直しで若干改善がしてきていますが、損益の目安である7割には届いていません。
全体として新千歳空港が堅調だった反面、機材大型化した福岡空港が不振でした。

茨城空港関連では神戸便が搭乗率59.2%と10月としては2往復化以降最高を記録。実績は1万2681人と過去2番目となりました。
新千歳便も一昨年には及ばないものの去年から倍増。搭乗率60.4%の1万3045人と好調でした。
就航以来苦戦している福岡便は9月から反転。1万0868人の49.9%と5割には届かなかったものの、2か月ぶりに1万人の大台を回復しました。秋の紅葉シーズンで巻き返しに期待したいです。
運航休止となった中部便は1937人が利用していました。