茨城空港の国内線を独占しているスカイマーク社が28日民事再生法を申請すると発表しました。翌29日には四半期決算の発表を控えたいただけに、このままでは運航継続が危ぶまれるほど資産状況が悪化していることが予想されます。また今回の責任をとるかたちで、今まで県庁にも何度も足を運び、茨城重視の姿勢を示していた西久保社長が退任しました。
同社によると、当面は国内ファンドからの支援を受けて運航を継続させる方針で、3月1日で上場廃止となるものの即運航停止となることはないようです。しかし、今回の申請でさらなる経営合理化をファンド側が要求してくることは必至で、すでに夏ダイヤで新千歳便と福岡便の減便が決定している茨城空港が非常に苦しい状況に陥ったことは間違いなさそうです。
現時点ではスカイマーク社からはいずれの路線からも撤退するとの報道はありません。12月に路線別搭乗率4位の神戸便を持つ茨城を捨てるのは惜しいと考えてくれていればよいのですが、地方路線廃止の改革が断行されれば、茨城空港は開港時の「国内線ゼロ空港」に逆戻りする恐れもあります。
スカイマークの値上げと今までの分かりやすい値段区分が空席による上下でかなり客離れが起きたのでしょう。ファンドやANAなどに支配されると地方路線は全部廃止が濃厚です。恐れていたことが起こりましたね。地方路線に手を広げすぎたのとLCCと張り合いすぎたのとA-380に手を出したのが主な原因でしょう。茨城空港も巻き込まれて茨城北部や北関東は航空不便地帯に逆戻りしそうです。特に車社会の人々には打撃です。SKY消滅したためLCCの成田も実質JAL,ANAの子会社ですから赤字を返上し大幅値上げすることでしょう。
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