東京航空局より3月の利用概況が発表されました。
茨城空港は25日まで神戸便が1日3往復され、26日からは新千歳便が1日2往復、那覇便が直行便化されるなどして国内線の利用者が増えました。前年比は23.3%増の4万5335人と3月としては初の4万人超え。好調だった2016年度でも8月についで2番目に多い利用者となりました。
国際線は前年にVエアの新規就航などで盛り上がった反動もあり、前年比39.5%減の9764人と3月としては3年ぶりの1万人割れとなりました。それでもほぼ4年前と同等水準の利用者を確保しています。
国内国際合わせた利用者は前年比4.2%増の5万5099人と7ヶ月連続で前年を上回っています。
2016年度の利用者数も確定しました。国際線は相次ぐ航空会社の撤退で後半苦戦したものの、8月までに旅客数を稼いだこともあり、年間を通しては14万9445人の前年比0.8%減とほぼ前年と変わらない水準を維持しました。
国内線は新規路線就航など華々しい成果はなかったもののスカイマーク社の復活に伴い搭乗率が伸び、過去最多だった2年前の利用者数に匹敵する実績を残しました。後半は月別利用者の記録を更新する月が増えて勢いを増し、前年比12.8%増の46万2871人と2年前の41万8504人を大幅に上回る利用者を集めました。
この結果、2016年度の茨城空港利用者は61万2316人と開港後初の60万人超えとなりました。開港前の需要予測にはまだ満たないものの順調に利用者数は増えてきています。近隣の福島空港は茨城空港よりも不便な地域にありながらかつては75万人の利用者がいたことから、茨城空港も今後新規に路線を開設したり、神戸便のように既存路線が増便されるようなことがあれば予測を上回る可能性が高くなってきています。
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