2016年11月22日火曜日

トランスアジア航空解散

台湾のトランスアジア航空(復興航空)が22日の全便運航取りやめに続き、臨時取締役会を行い、会社の解散を決定したとの報道がなされています。トランスアジア航空は2014年に澎湖島で着陸に失敗、2015年にも台北松山空港離陸直後に墜落事故を起こし経営難に陥っていた様です。

茨城空港には開港以来、当時成田空港への乗り入れが許可されていなかった同航空会社のチャーター便が多く就航。春秋航空の定期チャーター便を除くと最も多くの運航回数を重ねてきました。震災以降は台湾からの需要が激減。2013年には連続チャーター便就航が決定していましたが、開始前に計画変更を余儀なくされるなどなかなか苦しい状況にありました。
2014年には子会社の格安航空会社Vエアを設立。2015年に日本初となるチャーター便を茨城空港に運航。翌年3月には定期便を就航するなど良好な関係が続きましたが、こちらも経営難で9月に運航停止。トランスアジア航空へ併合されるとの噂が流れましたが、一転1年間の運航休止で会社存続を決定するなど混乱が生じました。
茨城県としては貴重な台湾路線維持のために親会社のトランスアジア航空への働きかけをしていくとのことでしたが、親会社の解散で台湾とのつながりは一層厳しいものとなりそうです。

2016年11月3日木曜日

茨城空港発 北海道スキーツアー

スカイマークの航空券とホテルの宿泊をセットで販売しているスカイパックツアーズが新商品「SKI&SNOWBOARD北海道」を開発しました。従来のセットに加えて、スキー、スノーボードの宅急便料金やスキーバス、リフト割引券を合わせたお得にプランとなっています。宿泊地は札幌もしくはスキー場のリゾートホテルのいずれかで最安1万9800円から(茨城空港発。利用日により価格変動あり。利用日によってフライト追加代金が発生する場合があります。)
ウインタースポーツを楽しみたい方は是非検討してみてください。

2018年のツアーは「茨城空港発着 北海道スキー&スノーボードツアー」やスカイパックツアーズのホームページをご覧ください。

茨城空港 9月の利用実績

東京航空局が9月の利用概況を発表しました。
茨城空港では国際線が前年比5.9%減の1万1741人。国際線は23ヶ月連続前年越えを記録していましたが、Vエアの撤退もあり久々のマイナスとなりました。
国内線は25.5%増の4万1781人で9月としては過去最多、初の4万人突破となっています。スカイマークの予約状況でも例年10月は空席が目立つ傾向にありますが、今年は神戸便を中心として満席、残数わずかの便が多く見られました。国際線の減少はやむを得ませんが、国内線が堅調な分、10月以降も見通しが明るく感じられるようになってきました。
国際・国内合わせた総利用者数は5万3522人でこちらも9月としては初めて5万人を超える数字となっています。今年度上半期の利用者数は32万6664人となり、12月からの神戸便増便の効果次第で前年度を上回る可能性が大きくなっています。

2016年10月17日月曜日

茨城空港 8月の利用実績

東京航空局より8月の利用概況が発表されました。
茨城空港の国内線は前年比6.9%減の4万6811人となり、8月としては2年連続の減少となっています。スカイマークの破たんに伴い、路線数の絞込みがあり、書き入れ時のこの時期に思ったように利用者数を増やせない状況ではありますが、1便あたりの効率は上がっているように感じられます。
国際線は21.4%増の1万7158人で、過去3番目に多い利用者数となりました。国内・国際合わせた利用者数は6万3969人で前年比0.7%減。単月として開港以来2番目に多い実績となっています。
10月以降は撤退した路線分の減少が響いて前年比マイナスが見込まれますが、茨城空港の利用者は国内線が多いため12月22日からの神戸便増便でどこまで減少幅を縮められるかが今後の焦点となりそうです。

2016年9月27日火曜日

茨城空港 7月の利用実績

東京航空局より7月の利用概況が発表されました。
茨城空港では国内線が前年比4.5%増の4万0355人。7月としてはおととしには及ばないものの過去2番目に多い利用者でした。那覇直行便はあるものの、福岡便と新千歳便はいまだ1日1往復という状況のなかでは良い数字ととらえても良いのかもしれません。茨城新聞の予約状況でも満席や残り座席わずかの表示が多く、スカイマーク社にとっても有益な路線になってきている気がします。
国際線は台北便などが上乗せ要因となって前年比65.1%増の2万0298人と開港以来初の2万人台を記録しました。残念ながらこの勢いが今は過去のものとなってしまいましたが、利用する人は相当数いることは示せたかと思います。
総利用者数は6万0653人で7月としては過去最高の前年を19.1%上回る結果を残し、開港以来でも去年の8月に次ぐ2番目に多い利用者数となりました。

2016年9月6日火曜日

12月 FDA久米・宮古チャーター便就航

フジドリームエアラインズのチャーター便が再び運航されることになりました。夏の北海道が好評だった同チャーター便ですが、今度は冬の沖縄離島です。期日は12月2日から4日と5日から7日の2回。読売旅行社のツアーで価格は4人1室9万9990円から1人1室14万4990円(燃油特別付加運賃は別)。初日は久米島へ、2日目はチャーター機で久米島から宮古島へ移動します。添乗員同行で安心してさまざまな観光地をめぐることができます。県としてはチャーター便での実績を積み重ねて定期便就航を促したいところで、前回も好評だったフジドリームエアラインズが再び運航してもらえたことは一歩前進といえそうです。

価格についてはスカイマークの茨城-那覇便が同期間で片道最高2万5000円ながら1万円台前半で行ける便もあり、那覇-宮古便もJTAが片道6000円前後なので、やや微妙な気もしますが、直行便で3時間半で沖縄離島へ行けることで時間を制約できる点は大きなメリットです。

※運航期日を3日から5日と誤って記していましたが、2日から4日が正しい日にちです。

2016年8月28日日曜日

茨城空港 6月の利用実績

東京航空局より6月の利用概況が発表されました。
茨城空港では国内線が前年比10.2%増の3万6419人。国際線が12.5%増の1万3337人で総計も10.8%増の4万9756人となっています。
国内線は6月の最多記録を2年ぶりに更新。茨城発の時間があまり良くない為効果は限定的ですが6月も那覇直行便が運航されています。また新千歳便など既存路線の利用が着実に増えているようです。
国際線は台北線が上乗せされており、21ヶ月連続前年実績を上回る状況が続いています。ただ、8月で新規就航路線は順次撤退していくため、10月からは一転して前年を割り込むことが確実になっています。上半期でどの程度利用者を集められるかが今年度の実績に影響を与えることになります。