2012年8月10日金曜日

7月の国内線搭乗実績

スカイマーク社より7月の搭乗実績が公表されました。
例年7月は繁忙期ということで8割前後の搭乗率を記録していましたが、今年は67.8%といまだ苦戦が続いています。
路線別ではこれまで不振だった成田空港が大幅に搭乗率を上げました。新千歳、那覇、福岡、旭川で7割前後と好調でこのまま維持できれば第2四半期決算は期待ができそうです。一方、基幹の羽田空港は競合の影響からか5%から1割ほど前年より減っています。また第2拠点の神戸空港は関西空港との競合が激しく、落ち込みが急です。
そのほか、搭乗率が悪かったのが北九州-那覇14.4%、神戸-成田25.5%、関西-旭川26.5%、成田-鹿児島26.8%、神戸-熊本28.2%、那覇-宮古28.4%です。このうち北九州-那覇と成田-鹿児島は季節限定の運航で関西-旭川も1日1往復で始まったばかりです。

茨城空港関連では季節運航が開始された那覇便が32.7%で3536人、神戸便が47.2%で1万0358人、新千歳便が69.3%で1万5213人でした。全体では2万9107人となりました。
那覇便は成田や羽田と比べて高い運賃設定とPR不足もあって予想はかなり低いのではないかと考えられていましたが、3割越えでまずまずの状況。ほかの季節定期便と比べても順調な出だしといえそうです。
神戸便は前年が56.8%だったことを考えると低目ですが、増便の影響もあって搭乗者数では71.7%増となっています。関西空港のピーチと競合する神戸-鹿児島便を2ヶ月連続で上回りました。
繁忙期到来で好調な新千歳便は前年の72.4%には届かなかったものの、成田空港というライバル出現にも7割近い搭乗率を記録して存在感を示しました。

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