2015年3月31日火曜日

茨城空港 支援策近日実施

茨城空港の県による利用促進策が近日実施される予定です。
キャンペーンでは茨城空港に到着した方に茨城空港ターミナルと空のえき「そ・ら・ら」で使える3000円分の共通利用券もしくは茨城県特産品カタログギフトがもらえます。
対象は茨城空港の国内線を利用した方でIBRマイエアポートクラブの会員(新規入会の方も)。茨城県にスカイマークに乗って来るだけで3000円ものお土産がもらえるという開港以来最大のキャンペーンとなります。実施予定日はまだ未定とのことですが近々空港HPに掲載されるようです。(追記:5月20日予定となったそうです)

また主力交通アクセスである茨城空港-水戸駅間の高速バスの運賃は片道1030円となっていますが、こちらも近日中に2枚回数券1500円(片道750円)が新たに販売される予定です。27%超の大幅割引となるので公共交通を利用する方には朗報です。
この回数券は本数が少ないもののつくばルートでも使用可能なので組み合わせ方では県内観光に有効活用できそうです。
現状対象となる予定の高速バスは以下の通りです。

水戸方面
茨城空港 →水戸駅南
11時05分→11時45分(←新千歳便 10時15分着) 茨城交通
12時00分→12時40分(←神戸便 11時20分着) 茨城交通
13時20分→14時00分(←上海便 12時20分着) 関東鉄道
15時25分→16時05分(←福岡便 14時45分着) 茨城交通
18時10分→18時50分(←神戸・那覇便 17時25分着) 関東鉄道
19時10分→19時50分(←新千歳便 18時30分着 上海便 18時30分着) 茨城交通
20時20分→21時00分(←福岡便 19時45分着) 関東鉄道

水戸駅南 →茨城空港
08時10分→08時50分(→福岡便 09時40分発) 茨城交通
09時30分→10時10分(→新千歳便 10時50分発) 茨城交通
10時35分→11時15分(→神戸・那覇便 12時05分発 上海便13時20分) 茨城交通
12時00分→12時40分 関東鉄道
13時55分→14時35分(→福岡便 15時25分発) 関東鉄道
16時20分→17時00分(→神戸便 18時00分発) 関東鉄道
17時35分→18時15分(→新千歳便 19時05分発 上海便 19時30分発) 茨城交通

つくば方面
茨城空港 →つくばC
12時00分→13時00分(←神戸便 11時20分着) 関東鉄道
18時00分→19時00分(←神戸・那覇便 17時25分着) 関東鉄道

つくばC  →茨城空港
09時20分→10時20分(→神戸・那覇便 12時05分発) 関東鉄道
16時00分→17時00分(→神戸便 18時00分発) 関東鉄道

2015年3月26日木曜日

小美玉市 国内線用プレミアム商品券販売

茨城空港のある小美玉市がスカイマーク支援のためにプレミアム商品券を販売することになりました。商品券は1万5000円の額面で価格は1万円。茨城空港の国内線で利用ができます。購入対象は市内在住者に限定され、1人3枚まで。合計3000枚発行されます。
すでに県が国内線利用者向けに空港ターミナルで使える利用券を配布するなどの利用促進策を打ち出していますが、今回は市民限定で地元から利用者を増やそうという意図があります。

2015年3月10日火曜日

茨城空港 2月の国内線搭乗実績

民事再生手続き中のスカイマーク社が2月の搭乗実績を公表しました。
A330の運航をやめ、路線も絞り込んでの2月の実績は搭乗率68.6%と先月の55.1%から改善したものの、前年の69.0%を下回っています。提供座席数の減少もあり、搭乗者数は前年比18.1%減の41万1千人。2010年12月以来の少なさでした。
路線別では注力した羽田空港が新千歳便、福岡便で好調。それぞれ84.2%、89.4%と高い搭乗率を達成し、搭乗者数も前年比19.4%、5.6%増と復活しました。
一方でもう1つの拠点である神戸空港は仙台便が28.5%に落ち込むなどすべての路線で大幅な前年割れとなりました。仙台空港は休止が決まっている新千歳便と福岡便も4割台と振るいませんでした。

茨城空港関連では主力の神戸便が1日2往復を維持したものの客数が落ち込みました。搭乗率は45.8%で2月単月としては就航5年目にして最低の数字。搭乗者数も前年比12.7%減で2年連続前年割れの8430人と1日2往復化以降で最低となりました。
新千歳便は1日1往復への減便の影響もあり、前年比34.1%減の5989人に。搭乗率は60.4%と時間帯が悪かった割には健闘したといえるかもしれません。
光明が見えたのは福岡便。1日1往復へ減便されたものの、茨城発着での利便性の高い時間帯が残ったことで搭乗率が上昇。茨城県が力を入れた路線ともあって搭乗率は72.0%と今年4月の就航以来最高の数字を記録。搭乗者数は7133人だったものの、この上乗せ分が効いて空港全体としては2万1549人と2月としてはおととしの実績を抜いて最高の国内線旅客数となったようです。

2015年3月4日水曜日

9月から那覇便運休 新千歳・福岡便は減便

経営再建中のスカイマーク社が9月1日から10月24日までの運航ダイヤを申請しました。今回の申請で米子空港からの撤退が正式に決まり、仙台空港は神戸便2往復が残ることになりました。また、神戸空港経由の羽田-長崎便もなくなります。

茨城空港では同じく神戸空港経由の那覇便がなくなり、新千歳便と福岡便はそれぞれ1日2往復から1往復へ減便されます。繁忙期から外れることで利用者が大幅に落ち込む那覇便が切られました。
一方で、新千歳便と福岡便は午前茨城発・夜茨城着の便が残ることで、茨城空港からの利用に関してはある程度配慮されているといえます。ここで茨城空港の利用が落ち込むようでは展望が開けません。スカイマーク社会長のインタビューからも茨城空港そのものへの期待は高いようです。その期待に応えられるだけの需要があることをこの厳しい時期に証明して、主力拠点としてふさわしい実績を残さなければなりません。県としては息切れしないような更なる長期的支援が必要となりそうです。
なお、9月からの運航スケジュールは次の通りです。


新千歳便
茨城空港 →新千歳空港
11時30分→12時55分

新千歳空港→茨城空港
17時55分→19時20分


神戸便
茨城空港 →神戸空港
10時25分→11時45分
18時40分→20時00分

神戸空港 →茨城空港
09時40分→10時55分
16時50分→18時05分


福岡便
茨城空港 →福岡空港
09時40分→11時40分

福岡空港 →茨城空港
18時15分→20時00分


<参考>
神戸乗継那覇
茨城空港 →神戸空港 →那覇空港
10時25分→11時45分→14時25分※(19時55分)

那覇空港 →神戸空港 →茨城空港
11時30分→16時50分→18時05分


神戸乗継長崎
茨城空港 →神戸空港 →長崎空港
10時25分→11時45分→14時00分

長崎空港 →神戸空港 →茨城空港
14時35分→16時50分→18時05分

※今までどおりの時刻ですが経由便でなくなることで乗継ができないかもしれません。また運賃は経由便ではないためそれぞれの区間の運賃がかかります。

2015年3月3日火曜日

「茨城空港は主力拠点に」スカイマーク会長

朝日新聞によるスカイマーク井手会長へのインタビュー記事で、現在撤退を検討している仙台空港のほかに宮古、石垣、米子からも撤退する方針であると報じられました。
ただしいずれの空港も経営状況が改善したときに定期便や臨時便で再就航することを目指していることも明らかにしています。

一方で同じく撤退への懸念が広がっていた茨城空港については一転、「今後も主力拠点として使う。増便もありうる」と重点的空港となる認識を示しました。
あくまで今後の県支援策による搭乗率向上が前提となるのでしょうが、スカイマーク社としては茨城空港は利益の出る空港と位置づけが変化してきているように感じられます。