民事再生手続き中のスカイマーク社が2月の搭乗実績を公表しました。
A330の運航をやめ、路線も絞り込んでの2月の実績は搭乗率68.6%と先月の55.1%から改善したものの、前年の69.0%を下回っています。提供座席数の減少もあり、搭乗者数は前年比18.1%減の41万1千人。2010年12月以来の少なさでした。
路線別では注力した羽田空港が新千歳便、福岡便で好調。それぞれ84.2%、89.4%と高い搭乗率を達成し、搭乗者数も前年比19.4%、5.6%増と復活しました。
一方でもう1つの拠点である神戸空港は仙台便が28.5%に落ち込むなどすべての路線で大幅な前年割れとなりました。仙台空港は休止が決まっている新千歳便と福岡便も4割台と振るいませんでした。
茨城空港関連では主力の神戸便が1日2往復を維持したものの客数が落ち込みました。搭乗率は45.8%で2月単月としては就航5年目にして最低の数字。搭乗者数も前年比12.7%減で2年連続前年割れの8430人と1日2往復化以降で最低となりました。
新千歳便は1日1往復への減便の影響もあり、前年比34.1%減の5989人に。搭乗率は60.4%と時間帯が悪かった割には健闘したといえるかもしれません。
光明が見えたのは福岡便。1日1往復へ減便されたものの、茨城発着での利便性の高い時間帯が残ったことで搭乗率が上昇。茨城県が力を入れた路線ともあって搭乗率は72.0%と今年4月の就航以来最高の数字を記録。搭乗者数は7133人だったものの、この上乗せ分が効いて空港全体としては2万1549人と2月としてはおととしの実績を抜いて最高の国内線旅客数となったようです。
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