東京航空局により3月の利用実績が公表されました。
茨城空港は国内線が前年比31.3%増の3万6763人となりました。神戸便増便が大きく貢献し、3月として過去最多だった去年を大きく上回る利用者を集めました。
国際線は前年比15.8%増で1万6132人。Vエアの新規就航で15年8月の1万4128人を上回り、単月過去最高を更新しました。
この結果、2015年度は国内線がスカイマークの新千歳便と福岡便の減便でわずかながら前年に及ばず3.5%減の40万3700人となったものの、国際線が初の台湾路線など新規就航が相次ぎ、26.1%増の15万0650人と落ち込みをカバーしました。
国際線・国内線を合わせた15年度の利用者数は55万4350人で、過去最多だった14年度を3.0%上回りました。スカイマーク破たんで当初は大幅な前年割れを予想する声が多かったのですが、国内線が想像以上に健闘。2月と3月の神戸便増便で巻き返しました。
16年度も4月から那覇直行便を運航するなど茨城重視の姿勢が見られるため、国内線は期待ができそうです。一方、国際線は週4往復のVエア利用浸透に期待したいところ。中国大陸向けはすでに春秋航空が縮小、他の路線も運航に不安を感じるため一転厳しい状況となりそうな気がします。
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