東京航空局が3月の利用概況を発表しました。
茨城空港は国際線が前年比50.3%増の1万6909人で、3月の利用者数としては3年ぶりに過去最多を更新しました。
国内線の利用者数は6.2%増の5万5174人でした。3月は5年連続で前年実績を上回っており、今回も比較的大きな伸びとなっています。
国際・国内線を合わせた利用者数は7万2083人で前年比14.0%増。国内線、国際線とも順調に増加したことで3月では初の7万人超えとなり、2019年8月に次ぐ過去2番目の実績でした。
茨城空港の2018年度の利用実績も発表され、国際線はソウルと台北の定期便により8月以降利用者数が大幅に増加。前年比11.4%増の16万5549人と初めて16万人を突破。3年前の15万0650人を大きく上回る実績となりました。
国内線は新設・増便がない中で既存路線の定着化が寄与し、前年比3.6%増の59万4853人。5月と9月以外の月は前年を上回る利用者数となりました。
国際・国内線を合わせた2018年度の総利用者数は76万0402人で、前年比11.7%増。開港以来初の70万人超えを記録し、2005年の国土交通省の需要予測69.5万人を初めて上回りました。
2020年に向けて国際線は更に需要が高まりそうですが、近距離路線は競争が激しく、茨城空港に新規に参入してくれる航空会社が現れるかが利用者増加の鍵となりそうです。一方、国内線はスカイマークの独占状態のため、スカイマークの方針次第ですが、国際線に注力するようであればしばらく茨城空港の路線拡大は難しいかもしれません。堅調な実績を積み上げていくことで今後につなげられればと思います。
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