2019年11月4日月曜日

茨城空港 9月の搭乗実績

東京航空局による2019年9月の利用概況が発表されました。
茨城空港の国際線利用者数は前年比25.3%減の1万1432人。利用者が前年割れとなるのは2ヶ月連続です。9月としては昨年に最多の利用者数を記録していましたが、今回は2015年、2016年をも下回っています。要因としては日本政府の徴用工問題に端を発する対韓国強硬政策により韓国の訪日客が大きく減少、9月から茨城空港のソウル便も運休せざるをえなくなったことが挙げられます。運航していたイースター航空は今回の対日関係の悪化に伴い、経営危機に陥っています。打開策は見えず、運航再開はほぼ不可能かと思われます。10月からは春秋航空の上海便が週6往復から4往復へ減便となり、新たに西安便が週4往復で運航開始されました。ソウル便がなくなった分の減少をどの程度補えるのか気になるところです。
国内線は神戸便の増便が寄与し前年比27.6%増の6万1986人となりました。これまで9月は最多が2018年の4万人台でしたが5万人台を飛び越して初の6万人台を記録しています。今回の大幅な増加は神戸便増便分以外の利用者の増加も加わっており、既存路線の搭乗率向上が見て取れます。
国際・国内合わせた全体の利用者数は14.9%増の7万3418人で、9月としては過去最多となっています。国際線の落ち込みを国内線でカバーしました。
2019年度上半期が終わって利用者数は42万人を超えています。このままのペースでいけば過去最多だった昨年の76万人を上回り、80万人台に達する可能性があります。

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