2013年4月17日水曜日

春秋航空 茨城便は好調 増便も視野に

春秋航空の最新動向についてトラベルビジョンにて報じられています。
記事によると、尖閣問題による中国の訪日客減少に伴い、現時点では日本への新規就航計画を凍結しているものの、現状の3路線については維持していく方針とのこと。今後、需要回復を見極めて、10月には新路線を、14年には10都市への就航を目指す計画は撤回していないようです。
既存路線では高松便、佐賀便については一時5割を下回っていた搭乗率が6割程度に回復して、一時話題になった撤退の可能性は小さくなっています。
茨城便については11月・12月に一部減便したものの、需要自体は根強く、特にビジネス向け需要が堅調。直近では9割を超える搭乗率を記録して、団体旅行に支障がでるほどの盛況ぶりだそうです。このため、週末を中心に1日2往復にするなど週3往復ほど増便を検討している模様で、茨城県や空港と今後、交渉をおこなっていく方針です。

個人的な実感としても一時は驚くほど見かけなくなった中国系の方たちが最近はまた少しずつ増えてきている気がします。茨城空港は春秋航空が唯一乗り入れている首都圏の空港ということで需要は非常に大きなものがあります。
ただ、懸案の尖閣問題は台湾との漁業協定締結で、もともと親日的な台湾においては一時沈静化に向かうのではないかと思われますが、中国国内では台日間で先行して協議がすすむことへの不信感があって、対台湾、対日本への報復措置が行われる懸念もあります。
春秋航空としても、中国・日本の政治問題を無視することはできないので、このまますんなり増便という方向へは行かない気がしますが、以前にも増便の計画はあったので、今度こそなんとか実現してもらいたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿