2020年6月6日土曜日

茨城空港 海外向け愛称は一転 茨城国際空港へ

先日有識者会議にて茨城空港の海外向け愛称をTokyo Ibaraki International Airport(東京茨城國際機場、東京茨城国際空港)にする答申が行われたと報じられましたが、茨城県は5日一転愛称をIbaraki International Airport(茨城國際機場、茨城国際空港)とすることを決定・発表しました(朝日新聞)。知事は記者会見でネットでは反対意見が多く、押し切ってまで「東京」を付けるメリットはないと判断したと述べています。
茨城空港の愛称についての県からのお知らせ(いばキラTV)

個人的には海外向け愛称についてIBARAKIが前面に出ることは賛成で、自然だと思います。ただ、有識者会議には海外の航空会社関係者も参加しており、海外向けとして東京圏にある茨城をアピールするきっかけになると判断されていたと思われます。現に春秋航空のサイトでは茨城空港は「近東京」と明記されていることからも判るように、茨城空港は茨城県を訪れるための空港としてはほぼ認識されていません。
国内向けは従来どおりの茨城空港を愛称とするため、一般の日本人はほとんど目にすることはない名称を、これまたあまり茨城空港を利用することはないであろうネットの声に左右されてしまって覆すのでは、なんのために有識者会議を開催したのか、選定方法に疑問が生じます。
もし、広く意見を募りたいというのであれば、有識者会議ではなく、以前行っていたような茨城空港利用者(特に国際線利用者)へのアンケートを実施してみて、判断材料とすれば良かった気がします。
東京駅への高速バスの補助打ち切りと同時に県内周遊を促す施策を実施し、東京へ素通りするのではなく茨城県に訪れて欲しいという気持ちは理解できますが、国内でも認知度の低い茨城県の観光地へどうやって訪日客を誘客するのかは大きな課題です。名実ともに「茨城」の国際空港として売っていくためには、先日行ったような有名YouTuberとのコラボなど積極的なPRをしていかなければならないと思います。

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