2014年4月11日金曜日

東南アジア2社が茨城空港に興味

10日に東南アジアの航空会社2社が会見を行いました。
2月にチャーター便を運航したミャンマー国際航空は9月に関西国際空港へ定期便を就航させる意向を表明し、将来は羽田空港からも定期便を運航させたいと意欲を見せています。さらに日経新聞の記事では茨城空港については今後もチャーター便を継続させたいとも述べており、まだ茨城空港での事業展開に期待している様子もうかがえます。

また昨年、経営不振で日本国内線事業から撤退したエアアジアが来年新たな提携企業とともに再参入をすることが報じられ、成田空港以外の地方空港での国際線業務も視野にいれているようです。地方空港では具体的に神戸空港や仙台空港の名前とともに茨城空港も挙げられています。(ただ、神戸空港は既に発着枠がすべて使われており、国際線も就航できない状況です。)
首都圏の羽田・成田空港が発着枠に余裕がなく、料金も高いことを指摘し、新たにLCC専用空港を整備する必要性にも言及。現時点でその役割を担うべき茨城空港に注目し、職員を派遣して就航の可能性を探っているとのことです。
しかし、茨城空港に関しては開港時に就航はまずまちがいないと言われていたエアアジアが結局は羽田空港を選択して袖にされたことがあります。その後、春秋航空とスカイマークが路線展開し、その時とは状況が変化しているとはいえ、新たに調査が必要なのか正直疑問です。

2社とも茨城空港の将来性については認めていますが、先に就航している2社とは違い、自社で新たな顧客を開拓していこうとまでは思っておらず、現実的に採算が採れるかどうか他社の動向を見ながら慎重に見極めたいというのが本音かもしれません。

1 件のコメント:

  1. エアアジアは搭乗率65%で成田を撤退していますから茨城では春秋のようによほど安くしないと難しいです。インフラの整備も必要です。周辺道路の整備や駐車場の増設、簡素なターミナルの増設、小さくても宿泊施設、対応するバス便を増やす、など。インフラの充実した成田と競争する考えがないと。まず、外国のLCCターミナルを調べたり、LCC航空会社の要望を聞く、LCC利用者の要望を取り入れるなど市場リサーチを確実にやるべきです、

    返信削除