ミャンマー国際航空が実施したチャーター便の最終実績が明らかになりました。
搭乗率は55%ほどで目標としていた85%を下回り、ミャンマー国際航空は今回のチャーター便が大赤字になったとして、今後の継続運航は困難であることを発表しています。
県は今回の失敗を踏まえてどのように新規就航会社を招致していくのか、安定した運航継続には何が必要なのかを再度検討していく必要があると思います。
2014年2月28日金曜日
ひたちなか海浜鉄道延伸計画
以前このブログでも取り上げた、茨城県ひたちなか市にあるひたちなか海浜鉄道の延伸計画についての続報が茨城新聞にでました。調査会社による計画案では従前の予想通りの案とびっくりするような新案がありました。
まず大方の予想通りだったのが、1案と2案で、ともに現在の終着駅である阿字ヶ浦駅を北西に進み、県道沿いに延ばすもので、違いは県道を越えずに公園外を走るか、県道を越えて公園内を走るかという点です。公園外の1案では南駐車場入口に駅を作り、商業施設に延伸する可能性を残します。公園内の2案は手前の南口に駅ができるため、距離が短いのが特長です。
一方、驚いたのがいったん南へ進んで、県道をLRTで結ぶ3案です。建設費用が最も安いのがメリットで、駅は1案と同じ南駐車場入口です。
個人的に推している4案は他のルートとは大きく異なり、北東へ進んで、阿字ヶ浦海水浴場脇を通り、海浜口に駅を作る案です。阿字ヶ浦海水浴場にも駅ができることで夏場に海水浴客を呼び込める上、さらに延伸すれば茨城港常陸那珂港区に直結することも可能です。
それぞれの案に利点がありますが、当然欠点もあります。2案では公園内という制約上、商業施設のある西口方面への延伸が望めない点。1案では商業施設へ延伸することで大株主の茨城交通と競合してしまう点。3案では実現の難しいLRTを採用していて、4つの案のなかで一番距離が長くなってしまう点。4案は全線高架となるため、建設費が極めて高くなる点です。
いずれの案も最大の課題は採算がとれるかで、高価な建設費をどうやって、誰が負担するのかなどすぐには進展しそうにはありません。しかし、延伸で得られる利益は格段なものになるので、諦めずに今後も慎重に検討を重ねたうえで、実現できるように期待していきたいです。
まず大方の予想通りだったのが、1案と2案で、ともに現在の終着駅である阿字ヶ浦駅を北西に進み、県道沿いに延ばすもので、違いは県道を越えずに公園外を走るか、県道を越えて公園内を走るかという点です。公園外の1案では南駐車場入口に駅を作り、商業施設に延伸する可能性を残します。公園内の2案は手前の南口に駅ができるため、距離が短いのが特長です。
一方、驚いたのがいったん南へ進んで、県道をLRTで結ぶ3案です。建設費用が最も安いのがメリットで、駅は1案と同じ南駐車場入口です。
個人的に推している4案は他のルートとは大きく異なり、北東へ進んで、阿字ヶ浦海水浴場脇を通り、海浜口に駅を作る案です。阿字ヶ浦海水浴場にも駅ができることで夏場に海水浴客を呼び込める上、さらに延伸すれば茨城港常陸那珂港区に直結することも可能です。
それぞれの案に利点がありますが、当然欠点もあります。2案では公園内という制約上、商業施設のある西口方面への延伸が望めない点。1案では商業施設へ延伸することで大株主の茨城交通と競合してしまう点。3案では実現の難しいLRTを採用していて、4つの案のなかで一番距離が長くなってしまう点。4案は全線高架となるため、建設費が極めて高くなる点です。
いずれの案も最大の課題は採算がとれるかで、高価な建設費をどうやって、誰が負担するのかなどすぐには進展しそうにはありません。しかし、延伸で得られる利益は格段なものになるので、諦めずに今後も慎重に検討を重ねたうえで、実現できるように期待していきたいです。
2014年2月19日水曜日
2月の茨城空港の様子
2月19日にミャンマー国際航空のチャーター便がやってきましたので、茨城空港へ行ってみました。
ミャンマー国際航空の機体。ミャンマーの国旗も入っています。
この日は上海便がない日なので国際線の出発はこの1便のみです。
垂れ幕も掲げられています。福岡便運航も並べてPR。
当日は非常に良い天気でぽかぽか日和でした。出発が少し遅れたため、スカイマークの新千歳便が先に出発。少し早めに着いた神戸便も到着してきました。
気になる乗客数ですが、予想以上の利用低迷に、直前に格安ツアーでてこ入れしたようですが、やはり事前周知が足りないことも影響してか50人ほどと大変厳しい状況でした。ここまで苦戦した要因はやはり事前に募集したツアーの価格が非常に高かったことと、ミャンマーというまだなじみのない国へのPR不足にあるような気がします。近隣諸国と比べて物価が安いといわれているミャンマーへLCC対応空港として売り出している茨城空港で発着するならば、期待されるのは激安ツアーだったはずですが、欧州ツアー並みの高額な料金設定では売れなくても当然と言う気がします。
今回はマーケティングで失敗したわけですが、茨城空港が目指す方向としては当初の計画通りLCCを誘致しての価格競争力を発揮していくべきだと思います。訪日客が大幅に増えている東南アジアや台湾ではLCCが勢力を拡大しています。今後も成田空港へ乗り入れができない航空会社が出てくるはずで、好機は十分にあります。第2の春秋航空が現れたときには今回の失敗を活かして万全の支援ができるようにしてもらいたいです。
2014年2月11日火曜日
茨城空港 1月の国内線搭乗実績
スカイマーク社が1月の搭乗実績を公表しました。
スカイマーク社全体としては4ヶ月ぶりに前年の搭乗者数を上回りましたが、搭乗率は60% を割り込み、厳しい状況が続いています。
路線別では特に石垣と成田が低迷しています。仙台も徐々に落ちてきており、基幹の羽田空港でも前年を割り込む路線が目立っています。
茨城空港関連では新千歳便が相変わらず以前の状態まで戻って来ておらず、7ヶ月連続の前年割れ。1月は例年振るわないのですが、搭乗者数は5.1%減の9185人と就航以来2年連続での減少となっています。搭乗率も41.8%と赤字が伝えられている成田空港より低い数値です。
これにたいして好調を維持しているのが神戸便です。那覇と米子の経由便を兼ねていることも大きいようで、前年比4.6%増の1万1278人で搭乗率は51.4%となり、数少ない搭乗者数と搭乗率両方が増えた路線となりました。
この結果、新千歳便と神戸便の合計の搭乗者数は2万0463人と前年と同じでした。
スカイマーク社全体としては4ヶ月ぶりに前年の搭乗者数を上回りましたが、搭乗率は60% を割り込み、厳しい状況が続いています。
路線別では特に石垣と成田が低迷しています。仙台も徐々に落ちてきており、基幹の羽田空港でも前年を割り込む路線が目立っています。
茨城空港関連では新千歳便が相変わらず以前の状態まで戻って来ておらず、7ヶ月連続の前年割れ。1月は例年振るわないのですが、搭乗者数は5.1%減の9185人と就航以来2年連続での減少となっています。搭乗率も41.8%と赤字が伝えられている成田空港より低い数値です。
これにたいして好調を維持しているのが神戸便です。那覇と米子の経由便を兼ねていることも大きいようで、前年比4.6%増の1万1278人で搭乗率は51.4%となり、数少ない搭乗者数と搭乗率両方が増えた路線となりました。
この結果、新千歳便と神戸便の合計の搭乗者数は2万0463人と前年と同じでした。
2014年2月5日水曜日
ミャンマーチャーター便 初便は63%
2月7日から行われるミャンマー国際航空によるチャーター便について、知事は初便の予約が定員の63%に留まっていることを発表しました。
5回行われる予定のチャーター便は前半に予約が集まっているようでこれ以降の搭乗率は更に低い可能性が高いと思われます。
ツアー費用が他の観光地と比べて高いのが主要因で、新たにHISがツアーを行うことになり、低価格商品も売り出してきていますがどの程度集客できるか不透明です。
今回の結果は、高い利用実績を示して定期チャーター便への足がかりにしようとしていた県としては厳しい状況で、国際線誘致の戦略を改めて考えなければならないことになりそうです。
2014年1月30日木曜日
スカイマーク 今後の展開について
福岡便と中部便の就航が決まったスカイマーク社ですが、社長の会見では更なる展望についても報じられています。
中型機の導入で空く現行機の活用については地方路線の充実を図る予定で、特に茨城空港は周辺人口が多いことから重点的に活性化させたいとのこと。今後の路線拡充についても、那覇便の直行便化や宮古など離島路線を念頭に検討する可能性があります。
また近くに空港がなかったため、飛行機を今まで利用したことがない人が多い地域であることから、 若いうちからの利用を促す目的で子供運賃の引き下げも示唆しています。ほかにも修学旅行用に宮古へのチャーター便を積極的にセールスするそうです。
以前も話題があった国際線についても改めて需要があることを強調し、将来的に機材が増えた段階でグアムなどへの季節便で就航を考えたいと話しており、茨城空港への期待の高さがうかがわれる内容となっています。
2014年1月28日火曜日
福岡便・中部便就航決定 就航地が7都市に
茨城県とスカイマーク社は4月18日から中部国際空港への再就航と福岡空港への新規就航を発表しました。
中部便は新千歳への経由を目的として開設されましたが、好調な新千歳便が2往復化されるのを機に運休となっていました。一方、福岡便は開港当初から就航が予想された4路線のうちの1つで待望の路線開設となりました。
中部便は新千歳への経由を目的として開設されましたが、好調な新千歳便が2往復化されるのを機に運休となっていました。一方、福岡便は開港当初から就航が予想された4路線のうちの1つで待望の路線開設となりました。
県の調査ではまだ9割の県民が茨城空港を利用したことがないようで、現在は新幹線を利用している層や羽田や成田を利用している層の取り込みが重要視されています。昨年度は他県や海外利用者を含め40万人ほどが利用していますが、あと1割でも県内利用者が増えれば開港後数年で69万人という需要予測を超えることが可能です。
今回、2路線が新たに加わったことで、既存の新千歳・神戸・米子・那覇・上海と合わせて合計7路線となり、利便性では他の地方空港と比べても恵まれた状況となってきました。今までは遠かった九州が身近になることで双方の地域の往来が活発化し、目標達成も射程圏内に入ってきそうです。
今回、2路線が新たに加わったことで、既存の新千歳・神戸・米子・那覇・上海と合わせて合計7路線となり、利便性では他の地方空港と比べても恵まれた状況となってきました。今までは遠かった九州が身近になることで双方の地域の往来が活発化し、目標達成も射程圏内に入ってきそうです。
運航スケジュールはつぎのようになっています。
中部便(運賃:5800円~)
茨城空港 →中部空港
20時10分→21時10分
中部空港 →茨城空港
08時35分→09時40分
茨城空港 →中部空港
20時10分→21時10分
中部空港 →茨城空港
08時35分→09時40分
福岡便(運賃:7700円~)
茨城空港 →福岡空港
10時15分→12時15分
15時15分→17時15分
福岡空港 →茨城空港
12時50分→14時35分
17時50分→19時35分
茨城空港 →福岡空港
10時15分→12時15分
15時15分→17時15分
福岡空港 →茨城空港
12時50分→14時35分
17時50分→19時35分
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