2012年6月11日月曜日

茨城空港 那覇便料金検証

茨城空港からこの夏待望の那覇便が就航します。現時点ではPR不足からか予約状況はあまり芳しくないようです。予約が伸びない要因のひとつに運賃の高さが挙げられるようです。特に競合する成田空港に8月からはスカイマーク、ジェットスター、エアアジアと低価格航空会社3社がそろうこともあり、競争が激しいように感じられます。ということで、今回は茨城空港と成田空港3社の現時点での運賃について検証してみたいと思います。(8月1日から10日までで茨城空港の発着時間と近い便で比較)

茨城空港(茨城12時45分→那覇15時50分、那覇09時30分→茨城12時05分)
那覇着は3日、4日、5日は2万1800円、それ以外の日は1万9800円。
茨城着は6日のみ2万1800円、それ以外の日は1万9800円。

成田空港
スカイマーク(成田14時55分→那覇18時00分、那覇11時30分→14時05分)
那覇着は10日は1万9800円。4~9日は1万4800円か1万5800円。1~3日が1万2800円。
成田着は10日のみ1万5800円、それ以外の日は1万2800円。

ジェットスター(成田14時20分→那覇17時25分、那覇09時50分→12時25分)
那覇着は1日と8日が2万0990円、6日が2万2990円、それ以外の日が2万4990円。
成田着は1日と3日が1万4990円、2日と7~10日が1万6990円、4~6日が1万8990円。

エアアジア(成田15時50分→那覇18時50分、那覇19時20分→21時55分。3日から)
那覇着は5日と7日が1万4680円、10日は2万0480円。それ以外の日が1万7280円。
成田着は3日と4日と6から8日が1万1480円、それ以外の日が1万3080円。


茨城空港那覇便の運賃はほとんどの便が1万9800円で購入可能となっています。
スカイマークの成田便は、LCCとの競争から普通運賃の大幅値下げに伴い、9日までは非常にお買い得な値段となっています。茨城空港との価格差は最大9000円ですが、ほとんどの便で4000円から7000円差となっていて、10日の那覇行きは同額となっています。
ジェットスターの成田便は、人気のためか意外に値段が高いです。那覇行きではすべての便で茨城空港の方が安い状況です。成田行きではさすがにジェットスターの方が安いものの、価格差は810円~4810円とわずか。購入手数料や手荷物手数料、座席指定手数料を入れると茨城空港と比較して安いとはいえないと思います。
エアアジアの成田便は、ジェットスターよりは安いものの、スカイマークと比べると高い印象です。茨城空港と比較しても那覇行きは最大で7120円差があるものの大半は2520円差で10日は茨城空港の方が安いです。成田行きでは6720円から1万0320円差と割安になっていますが、これも諸手数料は別途かかります。
いずれの成田便も駐車料金や空港までのアクセス料金を考えると、特に茨城や栃木からの場合は成田空港が割安とは一概にはいえないと思います。

まとめると、
①スカイマーク成田便。9日までは茨城空港と比べて若干割安になる可能性があります(アクセス料金や駐車代によっては帳消しになる可能性も)。ただし、那覇着時間は茨城空港発が夕方前なのに対し、成田発は夜になってしまいます(もしくは早朝発)。旅行初日から沖縄観光を楽しむにはちょっと厳しい時間です。成田空港までのアクセス時間やターミナル内の移動時間も北関東からでは大きな負担となり、選択肢としてはありえるものの個人的に実用性は疑問です。
②ジェットスター。LCC=格安運賃と期待すると大きな間違いです。諸コストを入れれば価格面では茨城空港の圧勝です。航空会社へ特別な思い入れがあるならば別ですが、すべての面で茨城空港からの利用をおすすめします。
③エアアジア。那覇行きはアクセス料金を考えれば茨城空港の方がお得です。那覇発は比較的割安ですが、時間帯は双方向とも他の便と比べて一番遅く、利用しづらい印象です。特に成田着が22時なので翌日が休みならいいですが、仕事や学校の場合はかなりきついかと思います。またシートもスカイマークと比べて間隔が狭いので、3時間の飛行時間を考えると乗って後悔するより、素直に茨城空港を利用したほうが賢明だと思います。

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