2013年10月30日水曜日

ミャンマー便 2月7日に第1便

茨城新聞によると難航していたミャンマー国際航空のチャーター便第1便の運航期日が来年2月7日に決まったとのこと。
当初予定していた12月より遅れる上、運航も週3往復の定期チャーター便から4日おきの5回限定に減る模様。
運航スケジュールでは2月7日の午前中に茨城空港を発ち、途中マカオで給油して、マンダレー空港へ。帰りはヤンゴン空港から茨城空港へ直行するそうです。

一応、計画はまとまったものの当初の定期チャーター便からはずいぶんとトーンダウンした内容になりました。今後の継続運航も厳しい印象で、ビジネス需要が見込めないため、今回のチャーター便が成功するかも判りません。
ただ計画通り運航することで、成田空港へ乗り入れができない航空会社へ新たな選択肢として、着実な実績となることは有意義です。

2013年10月18日金曜日

茨城空港 12月20日からの運航スケジュール

スカイマーク社より12月20日から1月5日までの運賃が発表されました。
今回の運賃は年末年始の特別運賃が通常日と分かれて設定されています。
新千歳便も那覇便でWeb割21が設定され、通常日の1万円が最安価格となっています。神戸便はフリー14が全日で設定されていますが、運賃は日によって微妙に変わります。
新路線の米子便は就航記念でフリー3が9800円で最安価格。経由地の神戸よりも安い運賃となっています。


新千歳便(運賃:1万円~2万7900円)
茨城空港 →新千歳空港
11時10分→12時35分
16時40分→18時05分
新千歳空港→茨城空港
09時05分→10時30分
14時35分→16時00分

神戸便(運賃:1万円~1万5900円)
茨城空港 →神戸空港
12時20分→13時45分
17時35分→19時00分
神戸空港 →茨城空港
10時30分→11時45分
15時50分→17時00分

那覇便(運賃:1万円~2万9900円)
茨城空港 →那覇空港
12時20分→16時40分
那覇空港 →茨城空港
13時30分→17時00分

米子便(運賃:9800円~1万4900円)
茨城空港 →米子空港
17時35分→20時15分
米子空港 →茨城空港
09時15分→11時45分

2013年10月11日金曜日

茨城空港 9月の国内線搭乗実績

スカイマーク社より9月の搭乗実績が公表されました。
全路線での搭乗者数は8月に及ばないものの、前年9月をわずかながら上回り、回復傾向が続いているようです。
路線別では羽田空港が那覇便を除いて全般に苦戦しており、成田空港も伸びを欠きました。神戸空港も1日1往復の新千歳便が満席だったのに対し、他の路線は前年割れとなっています。一方で、福岡空港や中部空港は路線を人気路線に絞っていることもあり大盛況。仙台空港も堅調な数字を挙げています。

茨城空港関連では1日1往復に減便された新千歳便が搭乗率7割越えで前年を上回って健闘したものの前年比49.2%減の7390人と悔やまれる結果に。代わって運航された那覇便は搭乗率62.6%の6539人と前年比5.7%増ながら、新千歳便には及びませんでした。
4ヶ月連続で前年を上回る実績だった神戸便は大幅に搭乗率が悪化した他の空港に比べて善戦したものの、1.4%減の1万1413人となりました。
この結果9月の国内線搭乗者数は2万5342人で前年の3万2658人から7千人以上の大幅減となってしまいました。

2013年10月1日火曜日

茨城空港 12月中旬までの運航スケジュール

スカイマーク社より12月1日から12月19日までの運賃が発表されました。
今回の運賃は平日と金・土・日に分かれており、最安運賃が1万円となっています。席種は平日・金・土・日で異なる場合があります。
今回は新千歳便と那覇便でWeb割21が設定され、全日1万円が最安価格となっています。普通運賃はさらに値下がりしていて、手数料なしで予約変更が可能なフリーも含めて、Web割との価格差がほとんどなくなってきています。

20日以降は米子便が新たに設定される予定です。待望の新路線だけにどのような運航がされるのか楽しみです。


新千歳便(運賃:1万円~1万6900円)
茨城空港 →新千歳空港
11時10分→12時35分
17時00分→18時25分
新千歳空港→茨城空港
09時05分→10時30分
14時55分→16時20分

神戸便(運賃:1万円~1万2900円)
茨城空港 →神戸空港
12時05分→13時30分
18時00分→19時25分
神戸空港 →茨城空港
10時10分→11時25分
16時10分→17時20分

那覇便(運賃:1万1800円~1万8900円)
茨城空港 →那覇空港
12時05分→16時30分
那覇空港 →茨城空港
13時45分→17時20分

※那覇便の運賃が間違っていましたので訂正しました。(10月11日)

2013年9月19日木曜日

米子便 12月20日から運航開始

スカイマーク社が米子空港への新規就航を発表しました。かねてから山陰地方への就航を検討していたスカイマーク社。今回の米子空港進出は待望の新路線となります。
就航先は成田、神戸、そして茨城との事。成田空港については予想の範囲内なのですが、神戸空港と茨城空港についてはどのような需要があるのか判らない面もあります。
運航開始は12月20日からで、成田とは1日2往復、神戸も1日2往復。茨城は神戸空港経由で1日1往復となります。具体的な運賃、時間は未定です。
懸念される他路線への影響ですが、同じ神戸経由便の那覇便は茨城新聞によると継続される見通し。新千歳便は不明ですが、現行通りとなれば単純に神戸便1往復分が米子へ結ばれることになりそうです。

米子空港については、現状全日空の羽田便が国内線唯一の路線で1日6往復しています。運賃は1万円程度から3万円ほど。所要時間は1時間20分。
スカイマークの現在の運航を見ると、茨城−神戸間が同じくらい時間がかかっており、経由にかかる時間40分も考えると羽田便の倍は時間がかかりそうです。運賃も最安1万1800円ほどと苦しく、普通運賃では大幅に安くなる可能性があるものの、競争力があるようには見えません。
スカイマークとしては北関東と山陰の観光地を結ぶ需要に期待しているようですが、県は神戸便の搭乗率向上につながればと現実的なコメント。時間帯も現行通りであれば、米子空港を朝出発、夜到着となるので、北関東からの需要が見込めるかは厳しい気がします。

2013年9月11日水曜日

五輪特需も茨城空港は蚊帳の外?

2020年の五輪開催地が東京に決まったことで、早くも建設特需に期待する声があがっているようです。財政が危機的状況を迎えている中で、果たしてどの程度の整備が行われるのかわかりませんが、すでに飽和状態に近い首都圏の航空需要も格段の増加が見込まれることから、羽田空港、成田空港とも発着枠を増やせるよう検討がされるようです。
また、両空港を結ぶ直通鉄道の開設もうわさされています。一説では現在55分程度かかる両空港のアクセス時間を35分程度にすることができるとも言われ、国際・国内線の乗り継ぎが便利になる可能性があります。

こうした話題の中で蚊帳の外に置かれているのが茨城空港。
茨城県やつくば市のほか東京都も出資する首都圏新都市鉄道のつくばエクスプレス。土浦・水戸方面への延伸についてはかねてより要望する声もあるのですが、まったく見向きもされていません。水戸方面へ延伸となれば、当然茨城空港もルート上として候補に上がり、現状の高速バスを利用した所要時間が大幅に短縮(東京駅-茨城空港間1時間も可能?)。首都圏での利便性が格段に増し、首都圏への参入が難しい中小・新興航空会社の就航も見込めるのですが、政府には大手航空会社向けの羽田・成田のことしか頭にないようです。
羽田・成田の発着枠拡大についても、直通鉄道建設についても、相当以前から構想はありながら実現できなかったものをこの先6年ほどで実現できるくらいなら、なぜ今までやらなかったのでしょうか? 五輪開催をお題目にしてあれもこれもと、今まで財政や政治、周辺自治体の事情などから先送りしてきた課題を一気に片付けようと、無理やり行うことには疑問があります。当然、TXの茨城空港乗り入れもこの機に乗じて行おうとすることには反対ですが、それならば羽田や成田だけ整備すればいいのかというとそれもどうかと思います。
近隣住民の反対も考えれば、成田空港は特に発着枠を大幅に拡大するのは問題があります。実情を鑑みて、どの程度これから発着枠が足りなくなるのか、その需要を羽田空港だけでまかなえるのか、他の空港(中部や関西など)にも振り分けが必要なのか、その対象に茨城空港が当てはまるのか。需要予想をしてどこに優先的に費用を使うのか提示してもらいたいです。

本来、コンパクトでお金のかからない五輪を目指していたはずなのに、いざ開催が決まるとお金を使うことばかりで将来的見地のない話しばかりでは困ります。首都高の老朽化対策、環状線の整備も以前からの課題だったはずで、五輪があるからやろうという話しではないはずです。
成熟した都市の再構築は新たに都市を建設するより莫大な金額がかかるわけですし、東京への投資一極集中はもし直下型地震が来たときには目も当てられない惨事になります。本当であれば首都移転や副首都構想なども視野にいれて、より金銭的負担のかからない、重大災害にも対応可能な国家・首都建設を考えるべきだったのでしょうが、いまとなっては仕方ありません。
今あるインフラを最大限活用し、将来どう活かしていけるのかを考えなければいけないと思います。そのために費用対効果で優れている選択はなんなのか、いろいろな案を出して検討して欲しいです。その中で、茨城空港は周辺地価が安く、かかる費用が相対的に少ない割りに、整備さえすればセカンダリー空港として競争力もあり、将来性十分な空港であると思えるのですが、政府の方々にとっては検討にすら値しない案なのでしょうか。

茨城空港 8月の国内線搭乗実績

スカイマーク社より8月の搭乗実績が公表されました。
全社としては前年より搭乗率が回復し、80.2%となりました。提供座席数も増加したことで、単月の搭乗者数では初の70万人を突破しています。
路線別では羽田空港が全体的に伸び悩んだ感じで、成田空港は数字は良かったものの、前年に比べると落ち込みが激しくなっています。一方、神戸空港は回復傾向が顕著です。特に新千歳便は90%を超える搭乗率でほぼ満席となっていました。
ほかでは福岡空港、中部空港が堅調な数字で、那覇-宮古路線も伸びました。

茨城空港関連では新千歳便が1日1往復の運航、新千歳に夜着き朝発つという不便な時間帯だったにもかかわらず、搭乗率85.2%と運航初年度とほぼ同数の数字を集める大健闘。1往復のため、搭乗者数は前年比7154人減(43.3%減)の9351人となりましたが、予想を上回る利用者だったと思います。
那覇便は搭乗率が80%を超える80.1%とこちらもすばらしい数字。前年比2258人増(34.6%増)の8791人で、スカイマーク社の思惑通りに集客できたようです。
好調の2路線に対して、それを上回る結果を残したのが神戸便でした。搭乗率は75.3%と前年から大幅に増加。前年比2966人増(21.9%増)の1万6531人と、就航以来最高の搭乗者数を記録。比較的安定した利用者を集めてきた神戸便ですが、ここにきて4ヶ月連続して月別搭乗者数の記録を更新しています。
結果、茨城空港の国内線搭乗者数は3万4673人と、新千歳便が1往復減ったため前年の3万6603人には及ばなかったものの非常に高い効率で運用ができた月になりました。